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当ブログは、実習生向けに理学療法士である長谷川元気が監修しています。

 

『実習』のことや、『お金』のこと。

学生さんにとっても "不安" を抱えやすいこれらのことについて、情報を共有していきます。

 

もうすぐ理学療法士の実習ではCCS(クリニカルクラークシップ)制度が導入されますので、その一助になれば幸いです。

 

少し先を生きている私が、勉強したこと、経験したこと、そして実践していることなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

Web上の 《 おすすめ参考書 》 として、 "あなた" のお役に立ちますように。

長谷川元気

 

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臨床でも役立つ知識

レポート作成時に文献を引用するときの注意点【実習生は気をつけて】

投稿日:2018年2月17日 更新日:

 

レポートに引用した文献が”正しい”とは限りませんよ。ほらiPS細胞だって。。。

 

文献は絶対に正しいというわけではありません。

文献を信じることも大切ですが、どこかで、もしかしたら違うかも?という視点を持つことも大切なのです。

 

ということで、

今回は実習生さんが文献を引用するときに注意しておきたい2つのポイントについてまとめました。

 

 

「文献」はレポートの信頼性を持たすために必須のエッセンス

実習中、レポート作成の時に引用することの多い「文献」。

あなたも利用したことがありますよね?

 

経験が浅い学生さんは、自分の知識だけではレポートの信頼性が欠けていると周りからは判断されてしまいます。

そのため、自分の仮説を補強するようにそれらを引用することで、信頼性を持たせることができるのです。

 

また、私も含め、多くのセラピストは最新の文献から最新の医療情報を得て、それを臨床に生かしています。

現代において、参考書よりも情報が早く取得でき、無料で有益と思える文献にも出会うことができるからです。

だから、時には英語で書かれた文献も読むことがありますよ。

 

つまり、「文献」は実習中だけでなく、生涯に渡って利用することになるものなのです。

 

 

文献を読んだ数=財産となる。

私も入職したての時は、右も左も分からないため、毎日文献や参考書とにらめっこしていました。

月一で発行しているジャーナルやインターネットに落ちている文献、人気のある参考書、先輩オススメの参考書など、最近は多くの情報が簡単に得られる時代です。

ましてや、一般向けに書かれた本ですら、参考になるものも少なくありません。

 

そうして得た知識はあなたの人生に於ての財産となっていきます。

そして、その知識を自分のものにするためには実際に臨床でやってみることが必要になります。

 

そうして知識のインプットとアウトプットを繰り返していくことで、 "使える技術" となってあなたのリハビリ技術が磨かれていくのです。

という、この一連の流れはとても大切なことなのです。

 

様々な技術に触れることで、将来的には治療技術の引き出しが増えることになります。

そうなれば、より洗練された治療を提供できるようになっていくのです。

これがセラピストとしての成長であり、臨床の楽しさです。

 

 

実習生が文献を引用する時の注意点

ただし、注意していただきたいことが2点あります。

 

注意点① 仮説を肯定する文献もあれば、否定する文献もある。

現代の医療の世界では、これまで”正しい”とされていたことでも”間違い”であると否定されてしまうことが起こりえています。

例えば、記憶に新しいiPS細胞やSTAP細胞、乳酸菌、アナトミートレイン、筋膜、、、

など、”正しい”とされていたことでも、データの改ざんや根本的な勘違い等の理由により”間違い”であると証明されていく仮説もたくさんあるのです。

エビデンスでさえも覆ることがありますからね。。。

 

その裏には、研究者が結果を出さなければならない状況であったり、研究ミスがあったりなど、多くの理由が隠されています。

もしかしたら、あなたの使う文献も、そのような状況にあったものである可能性もゼロではないのです。

 

そのため、文献そのものの信頼性を考慮しなければなりません。

自分の仮説を補強してくれるからといって、それが”いい文献である”と考えるのは時期早々なのです。

 

ある程度文献を読み慣れてくると、

・どこで発表されたものなのか?

・データの母数はどのくらいなのか?

・どこの誰が発表したものなのか?

などの判断基準によって信頼性を推し量ることができるようになります。

 

とはいえ、そのレベルになるには相当量の努力が必要です。

学生時代にそうなることはなかなか現実的ではありません。

なので、まずはその文献に書かれている知見が全てではないということだけは覚えておくと良いでしょう。

 

 

 

注意点② あくまで患者様の身体が教科書です。

我々リハビリ従事者も人間ですから、学んだことはすぐにでも実践したくなるものです。

新しい文献を読めば、次の日の臨床からは文献で学んだところに自然と目が行ってしまう。。。

というのも無理ない話ですよね。

 

ただ、、、

文献で得た知見の "答え合わせ" を患者様でしてしまってはいけない ということです。

 

文献で得た新しい知見を治療に取り入れることは、否定しません。

しかし、あくまで文献は文献。

「統計上そう言った傾向が強いよ。。。」と教えてくれているものです。

 

つまり、統計上その確率が高いだけであって、目の前の患者様がそれに該当するのかどうかは評価していく必要があります。

だからこそ、『目の前にいる あなたの患者様こそが教科書である』と臨床家が口を揃えていうのです。

 

 

また、文献は治療の中で良い結果が得られた部分の、さらにごく一部を切り取って書かれたものです。

文献のような結果が得られた、、、からなんなのか。

患者様が生活するにあたって、それがなにに繋がる結果であったのか。

そのような事は文献の特性上、省かれているものがほとんどです。

 

知見を広めたいがために、どうにか見栄えが良くなるように研究をし、それを結果としている文献も少なくありません。

それを知らず、文献ばかりに頼っているとあなたの目の前にいる患者様は、退院してから大変な思いをすることになってしまいます。

 

リハビリをする上で "患者さまの生活" を見据えていない治療は、患者様のためではなく、治療者側の自己満足のためのものです。

 

 

誰のためのリハビリなのか、なんのためのリハビリなのか、、、

軸をしっかり持ってリハビリを提供しましょう。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

引き続き、『リハぶっく』をお楽しみください。

 

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