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いきなりですが、、、
なぜ医療系の大学や専門学校の授業で「英語」があるのかご存知ですか?
医療系なら「ドイツ語」じゃないの?
英語なんてなにに使うの?
これらは、私が学生時代に抱いていた疑問です。
授業を受けながら、ずっと考えていましたが、とうとう、学生時代にはこれらに対する答えがでませんでした。
しかし、臨床へでてから「英語」を学んでおくべきであったことを痛感することになりました。
そこで今回は、なぜ医療系の学校でも英語を学ぶのかについて触れていきます。

日本の”医療の質”は世界でもトップレベル
よく日本の医療は安全だと言われていますよね。
確かに、日本の”医療の質”は世界的にも好評価を得ており、海外から日本に研修をしに来日する医療従事者も多いようです。
また、日本が世界でもトップレベルの医療を提供しているという統計データもあり、我々日本人は比較的安心して医療を受けることができていると言われています。
これも日本という環境や、「奉仕」精神の強い日本人の心が、現代の日本の医療を支え発展させてきたおかげであると言えるでしょう。
日本では最新の技術や知識を得られない?!
しかし、そんな日本の医療はというと、、、
実は今、日本で主流となっている知識・技術というのは、最先端をいく国からすると随分と前のものであることが多いのです。
最先端と思っていた技術も昔のものであるということもめずらしくありません。
というのも、海外で最新の技術が開発されたとしても、日本では厚生労働省がそれらを認可するまでにとても時間がかかることがあるのです。

そうなると、最新の技術・知識を得るためには海外に研修へいったり、海外の論文を和訳したりすることが必須のものとなります。
だからこそ、臨床の人は英語の論文を必死に読み、最新の知識を得ているのです。
医療英語を学ぶ おすすめの方法!
医療英語を身につけるためには、何本も論文を読むことが一番の勉強法です。
医療の単語は高校までには習わないものも多く、最初の論文は短いものでも何日もかかってやっと理解できるなんてことがざらにあります。
ただ、何本か似たような論文を読んでいると同じ単語が出てくることがあります。
そのため、運動に特化した分野とか、バランスに特化した分野とか、栄養に特化した分野とか、ある程度特化した論文を初めのうちは何本か読んでみてください。
徐々に読むスピードも上がって行きます。
文法は比較的単純なものが多く、高校レベルでまかなえてしまうものが多い印象です。
論文になるくらいですから、綺麗な文法で書かれているものが多く、単純に英語の勉強にもなります。
最初はめげそうになりますが、学生さんのうちに英語の論文を読むことができるようになっていると、臨床へ出てからのアドバンテージは相当なものとなりますよ。

読む。書く。話す。全てができるようになろう。
また、論文で医学英語が読めても、それを日常生活会話レベルで使えるようになっておく必要があります。
というのは、海外へそれらを学びに行く必要がでてくるからです。
どうしても、実際の細かな技術などを論文ではすべてを学ぶことができないため、行動派の方は現地に行ってそれらの技術を学びに行くこともあります。
現地へ行けば、医療の現場に立つ時以外は普通に日常会話をしなければなりません。
そんなときに論文を読める程度の英語力では、良好な関係性を築くことができませんよね。
それでは教えてもらう側としての自覚はないに等しいと判断されてもおかしくありません。

とはいえ、将来的に海外へ進出するのはごく限られた方に過ぎません。
そのため、普通に日本で働くつもりでいるのであれば、そこまでは習得しなくて良いです。
しかし、そんな方でも、もっと身近な例でいえば、外国人の患者様のリハビリが円滑にできるなどのメリットはあります。
翻訳家というワンクッションがないだけで、情報の受け取る量は相当違ってきます。
そして、外国の方とリハビリが出来る臨床家はとても希少性があり、病院・施設では唯一無二の存在となるでしょう。
これからの時代はよりグローバルなものになってきますから、学んでおいて損はありません。
間近に迫るラグビーW杯やオリンピックなどに標準を合わせて、今のうちに学んでおきましょう。
英語を身につけるおすすめの方法
最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き、『リハぶっく』をお楽しみください。
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