どうも、長谷川元気です。
私は当サイト『リハぶっく』の管理人です。
現役病院勤務の理学療法士をしています。
当サイトは主に
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を目的としたサイトです。
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今回は実習生によく聞かれる質問について答えるシリーズの続編です。
どんどん、質問に答えていきますね。
質問はtwitter(スーパーバイザー@PTsupervisor)からでもお待ちしております。
今回の質問はこちら。
「いつもタイミングが合わず、スムーズに見学に入れません。
途中から入るのは、申し訳ないですし、、、
どうしたら、うまく見学に入れるようになりますか?」
ご質問ありがとうございます。
そうですね。
これは確かに実習生なら良くあることです。
タイミングが合わなければ、30分くらい何もしない時間を作ってしまったり…
途中からお願いしたは良いけど、直ぐに終わって何も評価出来ずに終わってしまったり…
先生方からは、何もしていない時間を過ごしていたと注意を受けたり…
特に良いことがありませんよね。
望んで待ちぼうけになってるわけではないのは、分かっていますが、あまり見た目が良くないのも事実です。
では、対策としてどんなものがあるのか、私見を述べます。
最初に、結論から入ると、朝の段階で見学のスケジュールを組んでおくことをオススメします。
これから挙げる条件を元に、1日の行動予定を組んでおきましょう。
では、その条件について詳しく述べていきます。
20分刻みでスケジュールを組んでいる
1単位20分でセラピストは行動しています。
これを知っているだけでも、なんとなく時間の経過を予測することができます。
患者様の状態によって1単位(20分)で終えたり、2単位(40分)、3単位(60分)かけたりします。
見学に行っている病院が、急性期の場合は少ない単位数で、回復期や維持期の場合は多めの単位数でリハビリを行なっていることが多いです。
これもある程度の指標にしてみてください。
全スタッフのスケジュールを把握しておく
リハビリスタッフの少ない病院では、事務所にその日のスケジュールを記載しているところもあります。
そこをみて、見学に入れそうな時間をある程度目星つけておきます。
その際は、朝礼時に委員会や会議などへ出席するスタッフも把握しておくと良いです。
予定の前後は、予定そのものが変動することもあります。
また、フィードバックを十分に受けられない可能性も少なくありません。
なので、なるべく、リハ業務以外の予定が入っている方の、その前後には見学に入らない方がベターです。
連続しての見学はなるべく避ける
最高でも2人までなら見学を連続しても煙たがられません。
セラピスト側の心情としては、あまり連続で入られてると予定も調子も狂ってしまう、、、などを感じることがあります。
指導をしてあげたい気持ちもありますが、担当患者様も業務も優先したいスケジュールの日があります。
そこまで汲み取ることは難しいので、
基本見学は1人のみ。
最高でも2人連続まで。
と決めておくと良いでしょう。
連続して見学したい際は、あらかじめ連続して見学したいことを伝えておくと、さらに良いです。
以上、これらのことを踏まえて、その日の見学実習タイムスケジュールを朝のうちから組んでみましょう。
そうすれば、待ちぼうけになることも少なくなりますし、ぼーっとしている時間にも意味を持たせることができます。
ただただぼーっとしていれば、あなたの評価が落ちてしまうだけですが、「待っている」という正当な理由があれば、堂々と「待つ」ことが出来ます。
さらに、これにはさらにもう一つメリットがあります。
それはスタッフの方々とコミュニケーションを取ることができるという点です。
実習生さんが度々問題になるコミュニケーション不足。
それを解消するため一助となっているのが、朝に見学スケジュールを組んでおくことなのです。
その会話の中で事前情報として着目するポイントなどを聞き出しておけば、さらに無駄なく見学の時間を過ごすこともできます。
初めて声をかけるときは緊張する方もいるでしょうが、最初だけです。
習慣化してみてくださいね。
ただこの対策を行う際の注意点が一つ。
時間厳守でお願いします。
そのため、ある程度のゆとりをもって行動できるように予定を組んでおきましょう。
例えば、1時間に一人換算で予定を組んでおいたり、予定を組む段階で次のセラピストへ行く前の時間は1単位分空けておいたりしておきましょう。
指導するセラピスト側も分単位で労働しているため、約束したその時間に学生さんがいないと、予定が狂ってしまいます。
そうなれば、実習生さんに良い印象を持てません。
医療の世界は患者様や医療スタッフ側の都合により、予定が狂ってしまうこともしばしばです。
臨機応変に対応できるよう、きつきつに予定は詰めないようにしましょう。
また、変更があった際は直接その旨を伝えるか、メモを残すなどの対策を忘れずに行なってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。