どうも、長谷川元気です。
今回は、実習生が患者様を担当させていただいたときに、考えなければならない大切なことについてまとめます。
実習生にとって味方はバイザーのみ。
他の先生方の意見は臨床で役立てるように、秘めておくことが大切だったりします。
担当患者様には、どっぷりバイザーの考え方のみで勝負しましょう。
— スーパーバイザー@セラピストが社会人となるための知識 (@PTsupervisor) 2018年9月27日
ということで、
担当患者様を評価・治療するにあたって実習生のあなたが信頼すべきは、バイザーのみです。
バイザーの考え方を、まるっきりそのまま真似したレポートを作製し、堂々と発表しましょう。
どんな偉い人も、まずは先人の真似から基礎を作っていきます。
ですから、実習生さんは先人であるバイザーの真似から入るようにしてみてください。。
知識の浅い学生さんが自己流の手探りで行った実習は、色々学んだ風に思えても、実はよく分かっていない・・・なんてことが多い印象です。
一度は考え方の軸となる部分を学んでおかないと、どういう風に治療を進めていってよいか分からない人も多いはずです。
そんな人が自己流に考えれば、
支離滅裂。
理論は崩壊。
ツッコミ所満載。
と、手直しをどこからつけて良いのかわからないものができてくる学生さんもいます。
ただ、これは経験がないのでしかたがないことです。
それを学ぶための実習ですから。
軸がないのであれば、まずバイザーの軸をそのままもらってしまいましょう。
そうすれば、あなたは ”治療の考え方” を調べ悩みまくることがなくなり、時間の余裕もできます。
その余った時間であなたがすべきことは、あいまいにしていた知識を補完する作業にあてましょう。
実習で『時間』は一番の敵といっても過言ではありません。
いかに、担当患者様のことを考え・解釈できる時間を作れるかがキーとなります。
そのためには、養成校で培ってきた知識の確認をすることがメインとなるようにしましょう。
一度やっているのだから、ちょっと確認すれば記憶が戻るはずですよね!
考え方など、自由度が大きいものを調べることはなかなかの労力と時間が必要になります。
まして、新しい分野を一から学ぶことは、実習中にすることではありません。
極力そのような時間を減らせるように、バイザーと会話をしっかり積み重ねて、考え方を丸々聞き出しましょう。
バイザーから根掘り葉掘り聞き出すことに、時間を使いましょう。
それがあなたが実習をよりよくするポイントでもあります。
一方で、
「自分は知識とかは大丈夫なんで、考え方を学びたいです!」
「バイザーの言っていることが信用できません!」
中にはこのような実習生さんもいるでしょう。
そんあなたへ。
考え方や目標達成のために道筋を考えるのは、”担当患者様”ではなく”見学患者様”にするようにしてみてください。
そこでいくらでも学ぶことができます。
これはあくまで、実習をより良いものとするための方法です。
正直、浅い知識で挑んでくるあなたの考え方など、バイザーにしてみたらホラ吹きに毛の生えたようなもの。
簡単に論破できてしまうのです。
考えに考えたものを提出してくれることは、とても良い印象を抱けますし、すごいとも思います。
ただ、一つでも実際に臨床で活躍している”先輩”の考え方を学んでおくことは、この先の大切な資産となるに違いありません。
その考え方があなたに合っているかどうかについては、あなたが臨床へでてから判断するでも遅くありませんよ。
『他の先生方との見学で培った技術や知恵は、担当患者様には適応しないようにする。』
このルールをしっかり守って、実習をより濃いものにしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。