どうも、長谷川元気です。
今回は実習生さんに向けたメッセージです。
実習に対して本来求められるマインドの例を示します。
実習ってどんなイメージですか?
辛い?
きつい?
寝れない?
そんなイメージがある方が多いかと思います。
私もそうでした。
しかし、実際に臨床の場に出てから思うのは、
学生さんのうちからこんな体験をさせていただけるなんて、他の職種にはない大きなアドバンテージだな
という事です。
例えば医師や歯科医などは"研修医"として、養成校を卒業してから、指導担当者の下で働きながら机上の知識を実践へ繋げていきます。
他にも一般企業に勤める方にとっては、養成校を卒業して就職してから、社会人としての学びであったり、その会社のルールを学んでいきます。
このように、養成校では実際にこれから進出していくだろう社会に触れられる機会はありません。
アルバイトで擬似体験はできるものの、卒業までは学生というレッテルが貼られたまま、実社会を経験することができないのです。
しかし、リハビリテーションの世界では、卒業までに「実習」という形で経験をすることができます。
こんなアドバンテージはそうないのです。
ただ、せっかく学生という身分で社会経験を積むことができる機会を頂けているのに、それをないがしろにしている現状はおかしいと言わざるを得ません。
学生さんにとって、実習が”苦行”のようなものであると感じているのであれば、それは間違いなくリハビリテーション業界全体が取り組むべき、悪しき風習だと考えます。
しっかりと責任感を持って取り組める姿勢がある学生さんでないと、指導する側にとっても、お身体を実習にご協力くださる患者様にとっても、はたまた実習している側にすらなんのメリットもありません。
そんな実習であれば私が患者だったら協力を仰がれても即拒否します。
技術がないのはもちろんのこと、一生懸命さもなく、死んだような目で治療されても困りますからね。
施術を受ける側にとっては一生に関わることなので。
今の養成校が求める、授業としての実習であれば、患者様に触れる事なく、机上の知識を実際の現場で見学するだけで良いでしょう。
しかし、それだけであなたは実習を終えて良いのでしょうか。
せっかくの社会的なアドバンテージを無駄な時間として良いのでしょうか。
実習は卒業後のスタートダッシュを決められる絶好の機会だと私は思います。
前回記事での私の願いを再喝します。
何のための実習なのか。
誰のための実習なのか。
そのためには何をしなければならないのか。
あなたはなぜ実習をしにきているのですか?
なぜ、セラピストになりたいと思ったのですか?
そこの自分軸をブレずに実習を取り組んで欲しいと思います。
これが、どういう形で実習生さんのもとに届くかわかりませんが、
1人でも多くの学生さんが、学校の言いなりではなく、自分の意思で学びにきているんだ!
という積極的な姿勢をみせてくれることを祈ります。
そうすれば、辛い、きつい、寝れないの先にある『けど、楽しい』という本来の学びの姿をみることができるでしょう。
好きで入った業界ですから、学ぶことが『夢中』となるまでのハードルは低いです。
実習を通して少しでも早く、臨床の楽しさに気付き、学ぶことに『夢中』になって欲しいと思います。
早くこちらのステージへ進んで来てください。
めちゃくちゃ『夢中』になれるステキな職業ですよ。
もし、それが実習で分からなかったのであれば、ご連絡下さいね。
時間の許す限り相談にはのりますから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。