「他の子はすぐに答えられてるのに、私は…」
「自分だけ何度も指摘されている気がする…」
実習が始まると、どうしても周囲と自分を比べてしまう瞬間って何度も訪れますよね。
比較しちゃダメだと思いつつ、SNSやグループチャットで同期の様子を知るたびに、自分の成長が遅れているような気がしてしまう…。
焦る気持ち。
自己否定の感情。
これは多くの学生が感じる“実習あるある”のひとつです。
先輩の声:「SNSで“今日は褒められた!”とか投稿してるのを見ると、焦るし、自分だけダメな気がして…。でも、よく考えたら、その子と同じ環境じゃないし比べても意味ないんだよなって、途中で気づきました」
この記事の目的
実習中に「他の学生と比べて落ち込んでしまう」と感じたとき、視点を切り替えて前を向くためのヒントをまとめました。

目次
なぜ、比べてしまうのか?
実習中は、自分の「できていない点」が目に付きやすくなる。
その一方で、他の学生の「できている部分」ばかりが目に入り、どうしても不公平な視点になってしまいます。
そんな心理状態で比べることが、本当に意味のあるものでしょうか?
実は、こんな背景があることを知っておきましょう。
・配属された施設や指導者のスタイルが全く違う
→ 与えられる課題や求められるレベルに差があります。
・見える部分だけで判断してしまう
→ 他の学生の“ミス”や“悩み”は見えていないことが多い。
つまり、同じ土俵で競っているように見えて、実は”全然ちがうステージ”なのです。
実習環境は一人ひとり異なる。
・担当する疾患や回復段階
・指導者の方針や性格
・1日に与えられる課題量やフィードバックの密度
これらが違えば、当然成長のスピードも変わります。
しかも、他の学生が話しているのは“うまくいった一部の話”だけかもしれません。全体像が見えていない中で自分を責めるのは、実はとても非効率な思考なのです。
特に比較しがちなのが「同じ学校・同じ実習地」のケース
同じ大学から同じ実習地に来ている同期がいると、
「あの子はたくさん質問ができているのに…」
「私はまだ記録が書けない…」
と、毎日が比べる地獄になってしまうことも。
特に指導者の態度に差があるように感じると、それがさらに大きなストレスに…
先輩の声:「同じ指導者に見てもらってた同期が毎日ほめられてたのに、自分は注意ばっかりで…。実力の差を突きつけられてる気がして、実習に行くのがつらかったです。でも、その子は以前に似た疾患の実習経験があったと後で知って、“比べてた自分、損してたな”って思いました」

気持ちを整える3つのヒント
では、そんなあなたの気持ちを整えるための、3つのヒントを共有します。
「他人」ではなく「昨日の自分」と比べよう
他人との比較をやめるためには、自分の小さな変化を見つけることが鍵です。
「昨日よりSOAPの構成がスムーズに書けた」
「評価の視点がひとつ増えた」
こうした成長を言語化することで、落ち込む気持ちは少しずつ和らいでいきます。
先輩の声:「落ち込んだとき、自分の1週目の記録を見返してみたんです。そしたら、“これも知らなかった、あれもミスしてた”って(笑)。今はできてること、たくさんあるじゃん!って思えました」
“あの子は優秀だから”のワナに気づく
「あの子はすごいから、自分とは違う」
そんなふうに思い込むと、自分を伸ばすチャンスを自ら閉ざしてしまいます。
むしろ、「どうしてこの答えが出たんだろう?」と観察してみることで、自分の成長材料に変えていくことができます。
落ち込んだ日は“今日できたこと”を3つ書く
できなかったことよりも、できたことに注目しましょう。
・初めて患者さんの表情の変化に気づけた
・フィードバックをメモしてすぐ活かせた
・少しだけ患者さんの笑顔を引き出せた
「小さなできたこと」は、やがて「大きな自信」になります。

最後に
比べることが悪いわけではありません。
比べたがるのは、それだけ”自分が頑張っている証拠”でもあるから。
でも、成長のスピードも、実習のペースも、人それぞれ違っていて当然です。
比べることで「動けなくなる」なら、それはただの“自分いじめ”。
同じ実習地でも、同じ大学でも、“同じ条件”ではないことを思い出して、自分のペースでの成長を大切にしてみましょう。
あなたの頑張りは、きっとあなた自身が一番よく知っているはずです。
〜〜Plus〜〜
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