『リハぶっく』をはじめてご利用される方へ
『リハぶっく』では現役で臨床教育に携わっている理学療法士が、
実習生さん向けに“理学療法実習に落ないためのコツ”を配信しております。
理学療法士としての良きスタートを決められるよう、
ここで得た知恵をうまく活用してみてくださいね!
と、いうことで、早速ですが、
学生さんが実習を進めていく上で、最低限身につけておきたい知恵を3つ挙げます。
それは、、、
①実習の制度を知ろう!
②実習生に求められているのは社会人としてのマナー!
③”質問力”が差を生む!
この3つです。
もくじ
①実習の制度を知ろう!
何事においてもそうですが、”制度”を知ることはあなたの武器になりますよね。
どんな枠組みの中で、どんな役割をしたらよいのか。
それを考える指針になります。
もちろん、理学療法実習もその制度を知ることで、
学生さんの役割、そして、なにをしに行くところなのかが明確になります。
今の臨床実習の制度は『診療参加型臨床実習』もしくは『CCS:クリニカルクラークシップ』と呼ばれています。
これは、その字の通り、学生さんがチーム医療の一員に加わって患者様を診療していくものです。
つまり、学生さんは”臨床現場を観に行く”ことよりも、”患者様を診療しに行く”という要素が強くなっているのです。
ここの入口を間違えてしまうと、実習の目的が臨床家と学生さんとで摩擦を生じてしまうことになります。。。
実習が始まる前には、この『診療参加型臨床実習』という制度がどんなものなのか、必ず目を通しておきましょうね!
詳しくはこちらから
そして、その実習の流れについても同時に把握しておきましょう。
事前にどんなことが待ち構えているのか、その時々でどんな風な対応をしたらよいのかなどを知っておくと、よりうまく実習を立ち回ることができます。
それに関しては『実習の教科書』としてまとめましたので、こちらをご覧ください。
②実習生に求められるのは社会人としてのマナー
実は学生さんが『診療参加型臨床実習』で求められるものは大きく分けると2つあります。
それは、
1.理学療法の知識
2.社会人としてのマナー
です。
1.理学療法の知識
言わずもがな、臨床に臨む上で必須の知識ですね。
学校で習うものをよく復習しておきましょう。
ただし!
これは実習において、この知識はさほど重視されていません。
そりゃそうです。
その知識を学びに行くのが実習ですからね!
とはいえ、最低限ここは覚えておこうねという知識を提示しましたので、詳しくはこちらをご参照ください。
2.社会人としてのマナー
では、実習において真に重視されるのはどんなものなのでしょうか。
専門知識よりも大事なもの…
そう。それが『社会人としてのマナー』です。
これが実習の良し悪しを決めると言っても過言ではありません。
臨床家からたくさん理学療法の知識を”教わる”ためには、
あなたが”教えたくなる”ような人であることが大切なのです。
その際、重視されるのが”知識”ではなく、あなたの”態度”。
その態度は社会人としてのマナーがあってこその、ものなのです。
例えば、、、
あなたは
(知識がたくさんある人)と(知識の少ない人)
どちらに色々教えてあげたくなりますか?
…この場合は、教える内容こそ違えど、どちらも教えてあげたくなるかと思います。
では、
(無礼な後輩)と(礼儀正しい後輩)
この場合、どちらに色々教えてあげたくなりますか?
絶対に後者ですよね!笑
社会人としてのマナーは、他人の話を聴くときのベースとなるものです。
こちらは『聴く力』と題して、そのベースをより詳しくまとめましたので、合わせてお読みくださいね。
『リハぶっく』では【社会人としてのマナー】を学ぼう!
ということで、『リハぶっく』では【社会人としてのマナー】を主に取り扱います!
学生さんが苦手意識を持ちやすいコミュニケーション面や礼節など、
実習を円滑に過ごすための知識を共有していきますね。
”臨床家が思わず教えたくなるような実習生”
というレッテルを勝ち取って、実習を有意義に過ごしましょう。
③”質問力”が差を生む!
なかでも、”質問力”に関しては必須のスキルとなっているので、
あらかじめピックアップしておきます。
ほとんどの臨床家は、リハビリの見学が終わったあとに、質問をする時間を設けています。
そうすることで、臨床家にとっては、視点を共有できているかどうか、確認することができるのです。
となると、必然的にその
”質問している時間”=”学生さんの力量を推し量る時間”
ともなるのです。
よく実習では臨床家から「何か質問ある?」と言われることがあります。
この時、あなたの口からはどんな言葉が出てくるでしょうか?
ここまでの流れを考えると、、、
「特にありません」
そんな風に答えるのは得策ではなさそうですよね!
覚えておきましょう。
「”いい答え”を引き出すためには、”いい質問”をしなければならない。」
なんて言うように、見学と質問はセットなのです。
実習の質は質問で上げることができます。
質問力を高めましょう。
その努力が今後の療法士人生に大きな差を産むのです。
※学生さんが質問力を高めるためのコツをこちらにまとめました。
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