臨床実習が近づくにつれ、
「本当にやっていけるのか不安」
「怖い先生だったらどうしよう」
と心がざわつく理学療法士学生の方も多いはずです。

この記事では、実習前によくある不安を5つに分類し、具体的な対処法や考え方のヒントをご紹介します。
目次
実習の不安①「怖い指導者に当たったらどうしよう」
「厳しい先生だったら毎日が地獄かも…」
これは非常に多くの学生が抱える不安です。
しかし、「怖い=理不尽」ではないことがほとんどです。
対処法のヒント
- 第一印象で判断しない。最初は厳しくても、誠実な対応を見れば態度が和らぐケースが多い。
- メモをとる姿勢、素直な返答は好印象を与える基本。
- もし本当に理不尽な対応が続く場合、あなたには学校の担当教員に相談する権利がある。
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実習の不安②「質問に答えられなかったらどうしよう」
「何を聞かれるか分からない。何も言えなかったら…」
完璧に答える必要はありません。
大切なのは、「分からない」時の対応力です。
対処法のヒント
- 無理に答えず、「確認して明日お伝えします」と返せればOK。
- 後で調べて、翌日きちんとフォローすることが信頼につながります。
- 一問一答形式ではなく、自分の考えを整理して伝える練習を事前にしておくと◎。
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実習の不安③「患者さんとうまく話せるか自信がない」
「どんな話をすればいいの?緊張して声が出なさそう…」

学生が最も緊張するのが、「患者さんとの初対面」。
でも、会話のスキルは「数をこなすことで慣れる」ものです。
対処法のヒント
- 初日は無理に話そうとせず、「挨拶・お名前・寒くないですか?」だけでもOK
- 患者さんも学生に対して構えていません。まずは丁寧な言葉づかいと笑顔があれば十分。
- メモをとるための質問(趣味・既往歴など)も会話のきっかけになります。
実習の不安④「周りの学生と比べて落ち込みそう」
「他の学生が優秀に見えたら、自信なくなるかも…」
比較して焦るのは自然ですが、実習では「自分の成長」にフォーカスすることが何より大切です。
対処法のヒント
NG行動 | よくある落とし穴 |
---|---|
他人と比べて落ち込む | 焦りがミスを招く原因になることも |
自分だけできてないと決めつける | 指導者の評価軸は人それぞれです |
- 昨日よりも一歩進んだことに目を向けましょう。
- 指導者は「変化」に敏感です。昨日できなかったことが今日できていれば、それは大きな成長。
実習の不安⑤「実習がうまくいかなかったらどうしよう」
「失敗したら単位落とすかも…」
「現場で通用しないかも…」
実習はあくまで“学びの場”です。
成果より過程が見られているという前提を忘れないようにしましょう。
対処法のヒント
- 失敗しても「なぜそうなったのか」を考え、次に活かす姿勢が評価されます。
- 教員や指導者に相談できる場を自ら作ることで、信頼関係が深まります。
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ぜひ、これを参考に指導者とも患者さんとも信頼関係を深めていきましょう。
まとめ:不安は「行動」と「対話」でほどけていく

実習に不安を感じるのは、決して弱さではありません。
むしろ、真剣に取り組もうとしている証拠です。
- 準備できることから始める
- 分からないことは素直に伝える
- 比較ではなく自分のペースで学ぶ
- 信頼される姿勢を意識する
“乗り越えられる不安”に変えていけるよう、この記事を何度も読み返して準備しよう!
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