医療・介護従事者が持つべき価値観の多様性について

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当ブログは、実習生向けに理学療法士である長谷川元気が監修しています。

『実習』のことや、『お金』のこと。

学生さんにとっても "不安" を抱えやすいこれらのことについて、情報を共有していきます。

臨床でも役立つ知識

本物の医療・介護従事者になりたいなら"価値観の多様性"を受け入れよう。

投稿日:2020年6月13日 更新日:

 

こんな未来を想像してみよう!

「みんな違って、みんないい」この意味がなんとなくわかった気がします!

この記事を読めばその未来、訪れちゃうかも??

 

最近、人の価値観について考えるきっかけがたくさんありました

そこで今回の記事では、私の考えを主にまとめていきます。

”実習に役立つ情報”とは、少し離れてしまいますが、ご了承ください。

 

ただ、学生さんも臨床へ出たら必ずぶち当たる壁の一つです。

近い将来へ向けて、少し考えてみていただけると幸いです。

 

 

こんな方におすすめ!

  • 医療・介護と価値観の関連がわからない!
  • 臨床家の中でもいろんな意見があって、なにが正しいのかわからない!
  • 私の価値観ってなに?

 

 

 

人には多種多様な価値観がある

好き・嫌い

かっこいい・ブサイク

すごい・ダメ

お金持ち・貧乏

楽しい・つまらない

幸せ・不幸

 

これらはそれぞれが人によって捉え方が大きく変わります。

これを価値観と呼びますよね。

 

あなたにも友達や家族の中で価値観が"合う"人、"合わない"人がいると思います。

そして、ある事象に関しては同じ価値観を持つ人でも、ほかの事象の中には異なる価値観を持つ、なんてこともあるのではないでしょうか。

その場合、自分と同じような価値観が多い人とは仲良くなり、違う価値観が多い人とはそこそこの仲となる傾向にあるかと思います。

 

もちろん、人付き合いは価値観で全てが決まるわけではないので、価値観が違っても仲の良い人もいるとは思います。

 

 

なぜ価値観は人それぞれなの?

それはこれまでに育ってきた環境や今現在置かれている環境、自分に近しい人などに大きく影響を受けるからです。

 

わかりやすく言えば、生まれ育った国が違えば、価値観が大きく違いますよね。

日本のように毎日お風呂へ入るのが当たり前の国もあれば、そうでない国もある。

"体の清潔さ"という事象においての価値観は国によって大きく異なるのです。

 

また、歴史的にみても、日本が昔、天皇主義だった頃は、「天皇のための命」というのが広く普及していた価値観でしたよね。

それゆえに、特攻隊が花形であったと言われています。

そうした教育を受けてきた当時の人々と、今の教育を受けている人々では、価値観が大きく異なることが想像できると思います。

 

そう考えると、現代社会においては、ネットの普及により、様々な文化を知ることも、様々な人に触れあうこともできるため、多様な価値観が生まれているはずなのです。

 

 

理学療法士の間でもよく持ち上がる「マッサージ問題」もその一つですね。

※後日これに関しての記事もアップします。

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↓アップしました!

理学療法士の論争『マッサージもみもみ療法』について
【学生必見】理学療法士業界に度々論争に挙がる『マッサージ問題』について

    「マッサージ屋と理学療法士の違いって?」 「理学療法士の仕事ってもみもみしてるだけでいいの?」 「マッサージって臨床でめちゃくちゃ使ってるけど、学校で習ってないよ?」   こんなことを疑問に思 ...

続きを見る

 

 

 

価値観が違うと衝突が起きやすい。

価値観に違いがある場合、衝突が起こりやすくなります。

というのも、価値観の違いを指摘されると、人格を、これまでの自分を、これまでの人生を否定された気持ちになるからです。

 

それは特にSNSでは如実に感じることがあります。

SNSでは文字のみのコミュニケーションのため、感情が読めません。

そのためどうしても言葉が強くなってしまう(そう感じてしまう)のです。

時にそれは"勘違い"を、そして、"衝突"をも容易に生み出すのです。

 

 

 

医療・介護業界でも価値観の衝突がある。

最近Twitterで話題の「ぐるんとびー」。

以下の記事を見たことがありますか?

これも価値観の違いからくる衝突です。

 

深夜に96歳の男性が「ラーメン食べたい」と言ったら、どうしますか? 「ほどほど幸せに暮らす」を目指す事業者の挑戦

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/grundtvig-ramen

 

 

たしかに「ぐるんとびー」の介護は従来の介護とは異なる部分があります

実際には見学に行ったことはありませんので、勝手な私のイメージですが…

従来の介護は"安心安全"。

ぐるんとびーの介護は"その人らしさ"

を重視しているのではないかと思っています。

 

ただ、ここで言いたいのは『価値観に違いがある』ということではなく、『価値観の違いがあった方がいい』ということです。

 

だって、どちらの介護も、それぞれ求めている利用者様がいるのですからね。

ぐるんとびーの記事にあったご老人の笑顔をみれば、ここが提供する価値観を嬉しく思っていることが一目瞭然ですよね 笑

 

 

最近ではこのようなサービスを売りにしている施設も増えてきており、昔のような「施設=姥捨て山」のようなイメージではなくなってきているのではないかと思います。

『利用者様が自分の価値観に合った施設を選べる』

『施設という住まいが、その多様なニーズに答えられるようになっている』

素晴らしいことではありませんか。

 

 

 

医療・介護従事者は価値観が固定化されている。

なので、個人的にはわざわざ衝突(炎上)なんてしなくても…なんて思っていますが、SNSという特性上、仕方がないのでしょう。

 

しかし、逆に考えると、それほど医療・介護従事者の方々の価値観が固定化されているということの現れであるとも捉えられます。

 

価値観が衝突するときには2つのパターンがあると考えています。

ひとつは、自分の価値観になかった。

もう一つは、嫉妬心です。

 

わかりやすくいうと

「うわ~初めて知った!すげー!」

「うわっ、、、これいいな、、、俺がやりたかったやつだ、、、」

 

の2つです。

価値観が衝突する際の「ありえない」にはこんな心理が隠されていると思っています。

 

 

私が勝手に尊敬している細川さんもおっしゃっていましたが、医療・介護の業界にある”常識”は、社会でいう”非常識”にあたることがあります。

この言葉は、まだ学生さんにとっては理解できるものかとは思うのですが、一度この業界に足を踏み入れてしまうと、わからなくなってしまうのです。

たぶん、そういう方は、「病院・施設」「医療・介護保険」という”箱モノ”で考えている限り、この意味はわからないと思います。

 

一つ例を挙げると、『排泄』についてです。

学生さんは驚くかもしれませんが、病院・施設では患者・利用者様がトイレに行きたいと訴えても、「おむつしてるから、大丈夫ですよ」と促すことがしばしばあります。

これに対して業界では「これは”非常識”ではないのかな?」とどこか心の中では思っていても、それを”常識”としてしまっているのです。

なぜなのかというと、機能の低下により、排便感と排便のタイミングがずれてしまう方が中にはいて、そんな時の対応としておむつを利用している際にこの言葉がよく使われるのです。

(もちろんそれだけではありませんが、、、)

 

 

 

話を戻すと、医療・介護の従事者は”箱モノ”で仕事をしているため、その方を取り巻く環境が限定されてしまうのです。

そうなると、価値観も固定されてしまい、それぞれのプロ意識も相まって、多様な価値観を受け入れ難くなっていると考えられます。

 

それに加えてストレスの発散場所でもあるSNSでは、価値観の違いはどうしても衝突が起きてしまうのかもしれませんね。

 

 

EBMではなくVBPに変えてみよう。

EBMとは、みなさんご存知の「エビデンス・ベースド・メディスン」ですよね。

ではVBPってご存知でしょうか?

私も最近知ったのですが、「バリュー・ベースド・プラクティス」つまり、”価値に基づく診療”という言葉が普及してきているようです。

これは端的に言うと「EBMを実践しながらも、もっと患者様の価値観を重視しましょうよ」という考え方となっています。

 

VBPに関して詳しくはこちらをご覧下さい。

患者様の価値に基づく医療VBPとは?
EBMをアップデートせよ!患者様の価値に基づく医療『VBP』とは?

    「患者様の気持ちに寄り添いたい、、、」 「患者様にしっかり向き合いたい!」 「最適な医療を提供したい!」   こんなことを漠然と思い描いていた学生時代。 しかし、臨床では患者様一人一人によって ...

続きを見る

 

 

つまり、現代社会における多様な価値観に合わせて、多様な医療・介護を提供していくことが求められ始めているのです。

ということは、従来の医療・介護とは異なった価値観の人々を医療・介護する従事者”も”必要となってきているのです。

 

そうしたニーズに応えている医療・介護施設はまだまだ多くありません。

しかし、確実にその波はきています。

地域包括ケアシステムという医療体制を目指す国においては、ぐるんとびーのような施設の存在が参考になっているはずです。

 

患者様が本当に求めていることはなに?

その人らしいってなに?

 

再び、これらについて考えていく時期なのかもしれませんね。

 

 

まとめ

みんなちがって、みんないいのです。

みんな違うからこそ、多様な価値観が生まれ、おもしろさも、たのしさも生まれるのです。

 

そうした価値観の違いを知り、受け入れ、社会全体がいい方向に歩んでいけるといいなと思っています。

 

今回は完全な私見となりましたが、あなたの心のどこか片隅に引っかかったら、嬉しく思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。

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