理学療法実習のイメージって悪いものばかりだよね。。。
実習のイメージって、「辛い」「寝れない」「レポート終わらない」など、マイナスなものが多いですよね。
私も、どツボにはまって実習で落第点を取ったことがありますから、、、
その気持ちもとってもわかります!
(詳しくは「プロフィール」を参照下さい)
とはいえ、実習ってそれだけではないですよね。
どうしてもマイナスな面が強いので隠れてしまいがちですが、もちろんプラス面もちゃんとあるのです。
今回はそのプラス面について触れていきますね。
先日、こんなツイートをしました。
【実習の中での1番の学び】
理学療法のやり方を覚えることでもない
リハビリテーションをすることでもない
レポートを書くことでもない
それは
『臨床家と会話をした経験』
これがなによりも学びとなり価値があったんだ。
これは臨床家になってわかったこと。#そんで今日もまた骨頼み
— 👻 スーパーバイザー 👻@実習生と指導者を繋ぐ (@PTsupervisor) July 25, 2019
実習の中での一番価値の高いものとは?
私は今、実習指導担当者として勤務しています。
なので、毎日のように学生さんを指導し、学生さんから多くの学びを得ています。
そんな中、多くの学生さんと関わったことで、実習で得られる一番価値の高いものを見出すことができました。
それは、『臨床家と会話をした経験』です。
正直、学生の時には実習で”教えてもらうのが当然”といった態度で受けていたため、この『話す』ということに全く意味を見出していませんでした。
しかし、臨床へでてから、臨床家と話す機会って職場の先輩と話すくらいしかないのです。
それに、新人教育係が決まっているため、その方以外の先輩とはそう多く話す機会がありません。
勤務すればわかるのですが、理学療法士って極論を言えば ”職場の理学療法士と話さなくても勤務できちゃう" のです。
なので、勤務先によっては、実習の時ほど多くのセラピストと話すこともありません。
人と『話す』ことの価値
とはいえ、そもそも『話す』ことに価値なんてあるのか? という疑問を抱く方も多いと思います。
なので、このことについて深堀りしていきます。
堀江貴文さんと『話す』価値について
突然ですが、あなたは【堀江貴文】という人物をご存知ですか?
ホリエモンという愛称でも有名です。
私もTwitterでフォローさせていただいているのですが、現在はタレントや民間ロケット事業に着手したりと、めちゃくちゃマルチに活動していますよね。
(他にも予防医学に関しても関心を向けてくださっていますよ!)
今現在、この方と『話す』ことの価値はものすごく高いと言われています。
というのも、これだけマルチに活動しながら、どの活動もおざなりにせず、最先端で活躍しているため、どの分野でも最新の情報が彼のもとに集まるのです。
そこから生まれる発想は、どんな人にも真似できないとても貴重な”資源”となるのです。
だからこそ、その価値に魅力を感じた人がこぞって堀江貴文さんと『話す』ために会いたがるのです。
そうすると、また彼のところには有益な情報が集まり、さらに活動の幅を広げて、、、
と、こうなってしまえば《無敵》とも表現しても誇示ではないでしょう。
このように、人と『話す』ということは、お金に変えられない(ビジネス化すればお金にはなる)価値があるのです。
それでも人と『話す』ことがそんなに価値があるとは思えない!という方もいると思います。
では、そんな堀江貴文さんと『話す』ことができることを知っていましたか?
堀江貴文とカウンターで高級寿司を食べるという企画があるのです。(http://salon.teriyaki.me/premium)
その値段はなんと10万円(東京では12万円)。
たった”堀江貴文さんと高級なお寿司を一緒に食べる”というだけで10万円。
あなたはこれをどう思いますか?
高い?安い?
ちなみにこの企画は毎月1回のペースで行われていますが、どの月も空席がないそうです。
現代の”価値”ってこういうものなのです。
面白いですよね。
”人と『話す』価値” を理学療法士業界で考えると
では、これからあなたが身を染めるであろう理学療法士業界での話に移ります。
理学療法士にとっても、人と『話す』ことは何よりも価値の高いものであると私は考えています。
我々は最新の知見や、興味のある分野の知識を得るために【勉強会】へ参加します。
そこでは有名な先生が講演していたり、同じような考え方を持った人物と出会ったりします。
その出会いから生まれる”横のつながり”はかけがえのないものとなることがあります。
つながりがもとで、あなたに講演の依頼が来たり、さらにほかの人とつながったりなど、あなたの活動範囲が広がることもしばしばです。
そしてそのつながりから得られた知識や経験をもとに、勤務地では、その分野において特化した貴重な人材として重宝されることもあります。
こういったメリットがあるからこそ、みな勉強会という場へ参加するのです。
その勉強会だって安いものではありません。
一回で1万円以上支払うこともザラです。
それに加え、なにかの団体に所属すれば、勉強会費だけでなく、年間費だって、会員費だってかさむのです。
それだけの価値があるから。
あなたが「それだけのお金を出してでも、勉強会へいく価値がある」と判断したのです。
実習では臨床家とたくさん『話し』をしよう。
実習での話に戻ります。
人と話すことの『価値』が伝わったでしょうか?
再度いいます。
学生さんは、実習でたくさんの臨床家とたくさんの『話し』をするように心がけてみてください。
その『話し』は実習の課題や見学内容についてだけで収めないようにしましょう。
せっかく、目の前に色々な経験と知識をもったセラピストがいるのだから、実習に関係のあることだけでなく、実習とは無関係のことすらも『話す』機会があるといいですね。
その『話し』は、今はさほど響かないかもしれません。
今はちんぷんかんぷんかもしれません。
しかし、将来、あなたが理学療法士として働きにでたとき、もしかしたらその種が芽吹くかもしれません。
もしかしたら、何かの役に立つかもしれません。
もしかしたら、臨床家として再び出会ったとき、そのつながりをもとにまた交流があるかもしれません。
何があるかはわかりません。
だけど、話しをしておかなければ、”何か”が起こることはないのです。
何の話でも構いません。
理学療法士として興味のある分野の話、理学療法士業界の話、今後の理学療法士についての話、理学療法とは無関係とも思える他愛もない話、趣味についての話、笑い話、ペットの話、家族の話、、、、
それら一つ一つの『話し』がとても価値の高いものです。
レポートを作るよりも、
リハビリテーションに触れることよりも、
何よりも『話す』ことに価値を見出してみましょう。
なんだったら、臨床家である私であれば、いくらでもお話しますから。
お気軽に絡んでくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き、『リハぶっく』をお楽しみください。