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実習㊙テクニック

そうだ、成功体験を活用しよう。

更新日:

どうも、長谷川元気です。

 

今回は、患者様の自信をつけるために必要な

 

「成功体験」 

 

についてです。

あなたは上手に使えていますでしょうか?

成功体験そのものはとても大切で、効果の高いものです。

それゆえ、使い方を誤ってしまうと大変なことにもなりかねません。

リスク面を知った上で、活用していきましょう。

 

 

そもそも患者様は入院するくらいの容態になっているときには、体力や筋力がすでに落ちています。

中には、身体が思うように動かなくなっている方もいるため、日常生活動作が自己にて "できない" ことが増えてしまうのです。

 

そこでリハビリをし、体力や筋力がついていくと、身体が動けるようになります。

すると、 "できる" ことが増えていきます。

最初は"助けてもらわないとできない" ことが、徐々に"自分一人でできる" 状態へとなっていくのです。

この、"できない" 状態から "できる" を体験することを「成功体験」と言います。

 

 

成功体験をすることで、身体が回復している・元気になってきているという自信につながります。

また "できない" という絶望の淵から "できる" という希望に変わることで、活動意欲が高まり離床へのきっかけともなります。

 

 

本来でしたら、リハビリの中ではこのような流れを期待して、成功体験を繰り返し行い、身体機能を上げていくことが理想です。

 

 

しかし、患者様にとっては一つの成功体験から、"できる" と思い込んでしまい、次の段階へ勝手に進んでしまう方がとても多いです。

いわゆる、お調子者 と呼ばれる方です。

良かれと思って自己判断したことというのは、実は他人からの評価とはかけ離れていることも多いのです。

特に入院されている方は、この評価の差が大きく開いていることがしばしばです。

元々”できた”方も多く、自分の良いときのイメージが残っているためです。

”できる”と思ったことが"できなかった" 結果、怪我をしてしまった・容態が悪くなってしまった・退院までの期間が延びてしまった、ということは少なくありません。

 

 

これを回避するためには

・会話の中で「今は多くの条件を設定した中で行った場合にのみ "できる" 」と念を押す。

・成功体験だけでなく失敗体験も混ぜる。

・あえて”できない”ように環境を整える。

 

などの工夫をする必要があります。

それでも、危なそうだなと思う方はご家族や看護師さんとも連絡を密にしましょう。

 

 

起き上がれるようになった。

立てるようになった。

歩けるようになった。

 

嬉しいことですよね。

しかし、身体機能が上がってきている、または、上がりたての方は特に注意が必要です。

 

 

ただし、勝手に動いてしまうことが、一方的に悪いとは言い切れません。

患者様の目線から考えると、"できない" ことは相当なストレスであります。

特に病態により急に "できなくなってしまった" 方にとっては、今まで "できていた" ことは当たり前に "できる" と思うのも当然なことです。

"できない" という絶望から解放されつつある状態では、自分の能力を過信してしまってもおかしくない状態だと考えられます。

 

医療の世界ではそのことを「障害受容」ができていない状態と呼びます。

メンタルのケアも合わせて、患者様の立場にも立ちながら上手く成功体験をコントロールし、身体機能の向上に努めましょう。

 

 

長文失礼しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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