こんな未来を想像してみよう!
臨床実習教育者の話す内容についていける!

「実習前の準備って、なんの教科を復習すればいいのかな?」
「学校の授業についていけてるから大丈夫、、、だよね?」
「ちゃんと臨床実習教育者との会話についていけるかな?」
実習前ってとにかく不安で、こんなことばかり思いながら過ごしていました。
で、結局なにも手につけず、、、
「遊べるうちに遊んでおこう!」
「寝れるうちに寝ておこう!」
なんて、行動に走りがちですよね!!
(、、、私だけじゃないはず!!笑)
そこで、今回の記事では実習前の準備としてどんな教科を優先的に勉強したらよいのかについてまとめていきます。
また、それに合わせて、どんな方法で勉強したらよいのかについてのおすすめもご紹介いたします。
ぜひこの記事を参考に、実習の事前準備をしっかりと行い、実習をより充実させていきましょう!

こんな方におすすめ!
- 実習の事前準備として優先的に取り組むべき教科を知りたい!
- 臨床家との会話についていきたい!
- 実習を充実したものにしたい!
もくじ
実習前の準備は大切なもの
実習を終えた大半の学生さんが想うこと。
それは
「もっと勉強しておけばよかった。。。」
実習は実習初日からスタートするものではなく、”実習が始まる前の準備”から始まっています。
事前準備の時に、いかに復習して備えておけるのかが、実習の良し悪しを決めるといっても過言ではありません。
肌感覚でも、できる学生さんほど、事前に勉強してきている印象が確かにあります。
もし、実習を充実させたければ、事前に取り組む準備をしっかりとしておくことが望ましいかと思います。
臨床家の本音をアンケート!
それほど重要な実習の事前準備。
とはいえ、もう間近になってから準備しようものなら、やれる範囲も限られてきてしまいます。
果たして、どんな教科を優先的に復習しておけば、実習で役立つのでしょうか??
学生のことに知りたかった臨床家の本音を伺ってみました。
今回もTwitterにて臨床家へのアンケートです。
そこから見えた、学生さんが事前に勉強すべき教科とは?

臨床家へ質問!!
実習のとき、学生さんが
"この教科を学んできてたら、会話がスムーズにいく"
のはどれですか?
- 運動学
- 解剖学
- 生理学
- 病理学
アンケート結果
81人もの臨床家が回答してくださいました。
その結果、
- 運動学 50.6%
- 解剖学 42.0%
- 生理学 4.9%
- 病理学 2.5%
となりました!
【アンケート】
— はせがわ🧭楽しい実習教育をするPT (@PTsupervisor) July 1, 2020
臨床家の皆様に質問です!
実習のとき、学生さんが
"この教科を学んできてたら、会話がスムーズにいく"
のはどれですか?
※これ以外の場合はリプ欄へ🙋♂️
※今回は実技を除いています。

考察
運動学、解剖学合わせて9割超えてきましたね。
今回のアンケートからは、臨床家が学生さんを担当した時に、よく話題に挙がるのが運動学と解剖学であることがわかりました。
これらの教科を学んできてもらえると、多くの臨床家としては話が円滑にできるようですね。
円滑に話ができるということは、臨床家ー学生間の摩擦も起きにくくなる可能性が大きくあります。
つまり、実習の事前準備として学生さんが優先的に取り組むべき教科は『運動学』と『解剖学』であるという結論に到りました。
実習前の学生さんにおすすめしたい事前準備
今回のアンケートでは、数ある教科の中から事前に勉強しておくべき教科として『運動学』と『解剖学』の2科目に絞ることができました。

とはいえ、それぞれの範囲は膨大なものですよね。
ということで、これらを効率的に学ぶためのツールをご紹介していきます。
実習の事前学習おすすめ①
最初のおすすめはこちらの参考書。
こちらは実習で多くの臨床家が話すであろう内容が書かれたものです。
『運動学』『解剖学』どちらにも触れており、また、運動学と解剖学という”点”を”線”にしてくれる内容となっています。
私の感想としては
「学生さんが求める実習のフィードバックってこういうことだよね。」
「これを見てもらいながらフィードバックしようかな。」
と思える位、おすすめのものです。
臨床家も重宝している参考書ですから、末永く使える良書の一つですね。
詳しくはこちらもご参照ください。
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実習の事前学習おすすめ②
次のおすすめは、理学療法士協会が編集するEBPTのサイトを見ておくことです。
こちらは症例を通じてEBMに則った理学療法がどう組み立てられているのかをしるにはもってこいのサイトとなっております。
事前に理学療法の流れを押さえておくことも、臨床を理解する上では重要かと思います。
EBPTチュートリアル
実習の事前学習おすすめ③
『実習の教科書』を読んでみてください。
こちらは実習の流れをに沿って、各イベントごとに”学生さんが求められていることはどんなことなのか”を記したものとなっております。
それぞれのイベントごとに、学生としてどんな行動を取ると良いのか、どんな思考でいるとよいのかについてまとめています。
この考え方があることで、”臨床家が教えたくなる実習生”を目指すことができるでしょう。
詳しくはこちらをご参照ください。
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”学生時代に知っておきたかった”を集めた『実習の教科書』 実習で大コケした私が、「こんなことを学生時代に知っていたら、もっと充実した実習になっただろうな、、、」と思えることを書き綴りました。 実習 ...
実習の事前学習おすすめ④
私個人として主に伝えていることをおすすめとして紹介した記事です。
私は”生理学”を第一にフィードバックを行います。
このように臨床家によっても、学生さんに伝えている内容はバラバラ、、、
というのも、臨床家としてどの分野を重視して臨床に励んでいるのかが異なるからです。
私の時代もいろいろな先生がいて、それぞれの意見を聞くことがありました。
正直、学生の時はやめてほしいなと思いましたが、今となっては、臨床で事あることにそれらを思い出す機会が多くあるため、あの時いろんな意見を聞けていてよかったなと思えています。
ただし!
今回のアンケート結果とは大きく差がありますので、時間に余裕のある方はこちらにも取り組んでみてください。

詳細はこちら
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まとめ
以上、学生さんが実習前の事前学習として優先的に学ぶべき教科とそれを学ぶためのおすすめ方法でした。
『運動学』と『解剖学』
臨床においてもとても重要な教科です。
学生のうちに基礎知識を定着しておくことをおすすめします。
学生さんは、今回のアンケートを通じて得た情報をもとに、とっても重要な実習前の事前学習を充実させていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。