どうも、長谷川元気です。
【実習生へ】
実習がうまくいかない…そんな風に思っている人も少なくないでしょう。
その原因…
他人のせいにしていないかな?もう一度、自分の実習態度を振り返ろう。
ただし、
振り返るのは、一点でいい。— スーパーバイザー@セラピストが社会人となるための知識 (@PTsupervisor) 2018年9月19日
今回はこのスレッドについて深く掘り下げていきます。
実習生さんの中には、なかなか実習が上手くいかなくて悩んでしまう方も多くみられています。
そもそもここでいう”上手くいかない”というのは、なにが”上手くいかない”ことを言っているのでしょうか。
患者様との関わりに悩み、上手くいっていないのか、、、
レポートの進み具合に悩み、上手くいってないのか、、、
バイザーとの関わりに悩み、上手くいっていないのか、、、
はたまた、それ以外なのか。
私の経験的には、多くの学生さんにとって上手くいかないと感じるのは、主にバイザーとの関係性が影響していると言えます。
患者様のことで悩んでも、自分自身の知識不足に悩んでも、バイザーがそれを補って実習を円滑にしていく、、、というの本来の関わり方です。
ですから、その関わりが円滑に行なえてさえいれば、多くの場合それらの悩みもすぐに解決でき、悩む心配がなく実習を進めることができます。
しかし、バイザーのサポート体制が実習生の思っているものと違ったり、そもそも補えていない現状があります。
そのときに実習生は上手くいっていないと感じることが多いようです。
こう感じてしまうと、焦りもあいまってか、なにをしても中途半端なものが提出されてくることもあります。
では、実習を上手くいかせるため、つまりバイザーとの関わりを円滑にするために、実習生ができる対策としては、どんなことをすればよいのでしょうか。
バイザーに変わってもらう?
それはなかなか現実的ではないですよね。
このように、上手くいかなくなった原因…
バイザーのせいにしていませんか?
それではなんの解決にもなりません。
他人を変えたければ、自分が変わらないことには始まりません。
もう一度、自分の実習態度を振り返ってみましょう。
ただし、 振り返るのは、一点。
それは、
『バイザーとどれだけ会話をしたかな?」
これだけで大丈夫です。
これだけを振り返りましょう。
うまくいっている実習生さんほど、バイザーとたくさん会話をしています。
一方、実習がうまくいっていない学生さんは、バイザーと会話をしていないのです。
『会話』というのは、バイザーからも、実習生さんからも、両者の意見が交換されている状態のこと。
バイザーからの一方的な指導のみ、それは『会話』ではありません。
この『会話』が成立したとき、"実習がうまくいっている"と自覚することは間違いありません。
だって、それが担当させて頂いた患者様を把握するための一番の近道なのだから。
あなたの浅い知識から生まれた考察よりも、ずっと広く深く考察された知識をバイザーから聞きだすためには、『会話』が必須です。
一人で悩んでいる時間がもったいない。
先人の知恵を、どんどん真似していきましょう。
どんどん吸収していきましょう。
それが学生の特権です。
ただ、急に会話をしろと言われても、どうやっていいか分からないと言うのが、最近の実習生とのこと。
そんなあなたへ。
バイザーに授業の苦手な分野を告白してみましょう。
そして、その分野に関連した評価が現時点でどれだけできているのか、バイザーに聞いてみましょう。
苦手な分野があればあるほどいいですね。
その数が話題の数にもなるし、会話の量にもなる。
さらに、苦手な分野が臨床でどういう形で反映されているのかを知ることができます。
そして、極め付けは苦手な分野をどう攻略していくかのヒントも得られます。
・・・こんないい話題が他にあるだろうか?
と私は思います。
あくまで私見なので、他にも突破口があるでしょう。
なにかしらのきっかけを作って、ぜひ、患者様とだけでなく、バイザーともしっかりと会話を積んでいきましょう。
実習が上手くいくことを祈って。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。