山崎亮著『ケアするまちのデザイン』の評価と感想

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当ブログは、実習生向けに理学療法士である長谷川元気が監修しています。

 

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学生さんにとっても "不安" を抱えやすいこれらのことについて、情報を共有していきます。

 

もうすぐ理学療法士の実習ではCCS(クリニカルクラークシップ)制度が導入されますので、その一助になれば幸いです。

 

少し先を生きている私が、勉強したこと、経験したこと、そして実践していることなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

Web上の 《 おすすめ参考書 》 として、 "あなた" のお役に立ちますように。

長谷川元気

 

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臨床でも役立つ知識

【理学療法士推薦】『ケアするまちのデザイン』の評価と感想

投稿日:2020年6月25日 更新日:

 

こんな未来を想像してみよう!

理学療法士として関わる”予防”分野の可能性が広がった!

この記事を読めばそんな未来が、訪れちゃうかも??

 

「もう少し前に出会っていたらこんなに重症にならずに済んだのにな、、、」

「リハビリで機能回復させるくらいなら、機能低下する前にかかわれないかな?」

「フレイル対策ってどうやればいいのだろう?」

 

臨床ではこのような想いを抱くことが多くありました。

入院患者様をみていると、医学的知識がないまま習慣として、身体へ悪影響なことをしている方とたくさん出会います。

これが悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。

 

その中で芽生えた”予防”に対する興味。

 

そこから私は理学療法士として、”予防”に携わる方法を模索し続けています。

そんな中出会った1冊の本が、私の”予防”に関する興味をさらに深いものにしました。

その本というのが、『ケアするまちのデザイン:対話で探る超長寿時代のまちづくり』です。

 

そこで、今回の記事ではこの書籍をご紹介していきます。

”予防”に関わりたいと思っている人は、ぜひ読んで、その価値観・可能性を広げていきましょう!

 

こんな方におすすめ!

  • 理学療法士として”予防”の分野に興味がある!
  • リハビリテーションの価値観を広げたい!
  • 地域包括ケアシステムの成功例を知りたい!

 

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『ケアするまちのデザイン』の評価

 

『ケアするまちのデザイン』について

コミュニティデザインの第一人者である著者が、地域包括ケアシステムの先進4地域を訪ねて、その実践者との対談をまとめた本です。

そこから見えた”ケアするまちのデザイン”について触れています。

 

超長寿時代の「豊かな人生」を実現させるために、提唱されている地域包括ケアシステム。

その理想的な取り組み方を”まちづくり”の視点から見た一冊。

筆者の建築家としての視点は、医療・介護分野の方にとって、とても新鮮なものとなっています。

 

 

著者の山崎亮氏について

コミュニティデザイナー、社会福祉士。

studio-L代表取締役。

阪神淡路大震災の経験から、コミュニティの力に気づき、地域の課題をその住民自身が解決するのを対話を通して手助けしている(コミュニティデザイン)。

 

studio-LのHPはこちら!

http://www.studio-l.org/

 

最近のメディア出演はこちら!

2020年5月8日:「ローカルからユニバーサルへ」withコロナ時代の「地方創生」を見据える コミュニティーデザイナー山崎亮

https://www.asahi.com/and_M/20200508/11935508/

 

 

その他の主な著書として、

2017年『地域ごはん日記

2016年『縮充する日本 「参加」が創り出す人口減少社会の希望 (PHP新書)

2016年『コミュニティデザインの源流 イギリス篇

2015年『山崎亮とstudio-Lが作った 問題解決ノート

2015年『ふるさとを元気にする仕事 (ちくまプリマー新書)

2014年『ハードワーク! グッドライフ!:新しい働き方に挑戦するための6つの対話

2014年『日本のカタチ2050

2013年『コミュニティデザイナー山崎亮とゆくコミュニティデザインの現場

2012年『コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)

2012年『まちの幸福論 コミュニティデザインから考える

2011年『コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる

などがある。

 

 

 

『ケアするまちのデザイン』の総評

予防の分野を考える上で、欠かすことのできない視点だと思いました。

この本を読むとフレイルの”始まり”である”社会とのつながり”の重要性を改めて強く感じます

 

地域包括ケアシステムって、医療・介護の分野の人だけでなく、その街に住む人々みんなが何かに取り組むことで、自然と成り立つものであるんだなとも感じました。

どうしても、ハコモノにいる医療・介護従事者は地域包括ケアシステムもハコモノかのように捉えがちですが、ハコモノをつくらずとも、それが成り立つまちのデザインがあります。

これを知ってしまうと、医療・介護業界の「予防をしましょうね!」という既存の働き方ではいけないなと思うでしょう。

 

実際に取り組んでいる方々との対話を通して、みえてきた日本のこれから。

 

予防・フレイル対策・地域包括ケアシステムに携わりたいと考えている方に、おすすめな一冊です。

 

 

 

『ケアするまちのデザイン』の感想

以下にさらに詳しく、私が熟読してみた感想をまとめていきます。

 

地域包括ケアシステムの最先端を知ることができる

この本では4つの最先端の地域包括ケアシステムを取り上げています。

  1. 高齢者総合ケアセンター「こぶし園」/新潟県長岡市
  2. 「魅知普請の創寄り」と「チーム永源寺」/滋賀県東近江市
  3. 「地域包括ケア幸手モデル」/埼玉県幸手市
  4. 「Share金沢」「三草二木 西圓寺」/石川県金沢市

 

どの取り組みも素晴らしく、地域包括ケアシステムのあり方について考えさせられるものばかりでした。

これから地域包括ケアシステムに携わっていく方にとっても、もうすでに関わっている方にとっても、これらの取り組みは大変参考になる情報です。

特に「こぶし園」は地域包括ケアシステムのモデルケースとしてよく取り上げられるところです。

どんなところなのか、何をしているのか地域包括ケアシステムに携わるなら知っておいて損はない取り組みですよ。

 

 

”予防”に対する視点が広がる

どうしても医療・介護従事者は医療・介護保険の範囲内で思考を止めがちです。

それもあいまって、医療・介護業界の常識は社会の非常識なんて言われたりもしていますよね。

 

そしてそれは”予防”に関しても同じで、医療・介護従事者の考える”予防”もどうしてもその範囲を超えてこない傾向にあると思います。

理学療法士なら「予防体操」みたいな”予防のためになにかをする”取り組みを考えがちですよね。

しかし、現実的な”予防”を考えると、それだけでは完成していないし、満足して良い結果にはならないのです。

 

そういうのに興味がある人だけでなく、興味がない人をどう巻き込むかを考えなければなりませんからね。

 

じゃあどうするの?

この本にはそこの視点を学ぶヒントがたくさん散りばめられています。

”予防”の理想形が地域包括ケアシステムには潜んでいます。

地域包括ケアシステムを知り、”予防”の理想形を考えてみましょう。

 

 

地域包括ケアシステムの本当の姿を模索するヒントになる

上記でも触れたように、医療・介護従事者が考える地域包括ケアシステムって、医療・介護保険の範囲を超えて考えられていないと思います。

そして、医療・介護従事者だけでなく、私の携わる市の役員さんもその傾向がありました。

 

地域包括ケアシステムにおいて、たしかに医療・介護従事者は重役を担うかもしれませんが、中心ではないはずです。

あくまで、システムの一環のはずなのに、なぜか中心を担っているかのように振舞っている・頼られている印象があります。

 

これでは、地域包括ケアシステムは崩壊する未来が見えますし、そんなまちに誰も住みたいとは思わないでしょう。

 

自分は「ハコモノを作らない建築家である」と言っていた著者が創るまち。

私はこれを知ったとき、目から鱗が落ちるほどの衝撃を受けました。

視点が違うだけで、こんなにも輝くシステムだったとは思いもしませんでした。

 

地域包括ケアシステムの目指すべき姿を知るなら、この本がオススメです。

そして、できたら山崎亮さんのほかの著書に触れたり、講演を聞きに行ってみてください。

とても素敵なユーモア溢れる方で、講演も話し上手なため聞いてて全く飽きませんよ。

 

 

『ケアするまちのデザイン』のプロフィール

著者:山崎亮

出版社:医学書院

発売日:2019年3月28日

ページ数:210ページ

カスタマーレビュー:4.5(5.0満点中)

試し読み:医学書院のサイトより(http://www.igaku-shoin.co.jp/prd/tachiyomi/03600/html5.html#page=1

 

 

まとめ

地域包括ケアシステムの目指すべき姿を知りたい方はもちろん、予防に携わりたいと思っている医療・介護従事者の方にとてもおすすめな一冊です。

私自身もこれを読んでから、価値観が広がりましたし、より一層予防への興味が深まりました。

 

そしてなにより、理学療法士としてどう”予防”の分野に関われるのかという大きなヒントを得ることができ、自分の活動の大きな一歩が踏み出せました。

これを読んだ方が、書かれている視点をもとに、全国で様々な取り組みをしていけるといいなと思いました。

 

これを読んで、一緒に予防への道を歩んでみませんか?

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。

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