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当ブログは、実習生向けに理学療法士である長谷川元気が監修しています。

 

『実習』のことや、『お金』のこと。

学生さんにとっても "不安" を抱えやすいこれらのことについて、情報を共有していきます。

 

もうすぐ理学療法士の実習ではCCS(クリニカルクラークシップ)制度が導入されますので、その一助になれば幸いです。

 

少し先を生きている私が、勉強したこと、経験したこと、そして実践していることなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

Web上の 《 おすすめ参考書 》 として、 "あなた" のお役に立ちますように。

長谷川元気

 

※よく更新していますので、【ブックマーク】や【ホーム画面に追加】をしてお楽しみください。

 

臨床でも役立つ知識

臨床実習指導者が思う”いい実習生さん”の”いい質問”とは?

投稿日:

最近担当した実習生さんとのコミュニケーションの中で、とっっっても疑問に思うことがあったので、情報共有します。

 

円滑なコミュニケーションに、、、なってる??

見学後の質問とのやり取りでのこと。

 

 

私はね、この方と接するときに気をつけていることは○○という点なんです。

というのはね、この方には××という特徴があるんです。

だからこそ、○○に気をつけています。

 

 

「あの、、、先生、質問よろしいでしょうか?先ほど先生は足関節にアプローチをされていましたが、どのような理由なのでしょうか?」

 

 

(ん?)

(あれ?)

 

(今、おれ、いま、、、コミュニケーション面について話してたよな?)

(興味なかったのかな?)

 

そうそう。

足関節についてはね、、、

 

 

私が”対象の方とのコミュニケーション面で気をつけていること”を伝えていると、実習生さんからは”機能面”について質問がありました。

 

これって円滑なコミュニケーションが成り立っているのでしょうか?

 

私はそうは思いません。

 

コミュニケーションってよく言われるように、「言葉のキャッチボール」ですよね。

これはキャッチボールになっていません。

 

もちろん、学生さんの興味のある分野について指導できなかった私も悪いのです。

しかし、これでは指導者からは『話を聞かない学生』というレッテルを貼られてしまうでしょう。

実際私もそういったフィルターでみるようになってしまっています。

 

そうしたなかで、指導者と実習生との関係性って良いものが生まれるはずがありませんよね。

指導者の中には、そのフィルターを外しきれずに指導を続けてしまい、学生さんとの関係はちぐはぐに、、、

なんてことは珍しいことではありません。

意外とこういったミスマッチな会話は実習中によく展開されています。

 

 

こういった小さな”すれ違い”が積み重なることで、後々に大きな”溝”となっていきます。

特に減点法で指導を行う指導者に当たってしまうと、その溝はどんどんと深まっていく一方です。

埋まることはありません。

 

 

【この学生さんは話を聞かないから、なにをいても無駄だ。】

このように、考える指導者はすくなくありません。

【話を聞かない⇒なにを言っても時間の無駄】という結論に至ることが容易に想像できますよね。

 

 

 

指導者とのすれ違いは指導の量の違いを生む。

結果的に、溝は指導量の違いを生みます。

 

「何も言われなかった=良い実習」と捉える実習生も少なからずいるとは思いますが、理学療法士人生の中では大きな損失です。

指導を受けていれば、その視点にすでになることができます。

 

しかし、受けることができないと、実際に自分が経験して、苦悩して、その領域にまで達するという過程を経なければなりません。

つまり、良質な指導を受けることで、あなたがその視点に至るまでの時間が大幅に削減できるのです。

 

 

指導者が苦労して見出した時点からスタートをすることができる。

理学療法士として、その苦悩も知りながら、ほかの苦悩を抱えることができる。

 

これって非常に強い経験値だと思いませんか?

臨床に出た時のスタートラインが指導者と同様のレベルであれば、あなたが指導者になったときには、さらなるステップへと進んで行けていることになりますよね。

指導者になるころには、あなたにも色々な技術がついているでしょうから、あなたの指導者と同経験年数になったとしても、その指導者よりももっと知識・技術を持った理学療法士になることができている可能性が大いにあります。

 

これがCCS(クリニカルクラークシップ)での実習の強みの一つだと私は考えています。

教育って元々、これができて初めて成り立つものです。

 

 

「教育」という言葉でしっくりこないなら、「伝統」という言葉に置き換えてみてください。

 

伝統を維持・発展させるためには、お師匠さんの技術を全て盗む必要があります。

しかし、そのすべてを盗む際に全てのことを見せてもらえなかったら…

伝統は廃れていく一方ですよね。

伝統を伝統として成り立たせているのは、お師匠さんの持てる全ての技を下の世代に伝えているからです。

 

実習でも同じですよね?

指導者の全てを見せてもらえない(現代なら"教えてもらえない"と言う方が適当ですかね?)と、あなたの理学療法士人生のスタートは困難を極める可能性すら出てきます。

それでは理学療法士の"質"が悪くなったと言われても仕方がありません。

新人のころの力量においては、実際にそうなることが明らかですからね。

 

 

 

実習生さんはどうしたら良かったのか。

ただ、学生さんにとってはとっても気になることだったのでしょうね。

むしろ、気になってくれたことに関しては褒められることだと思いますよ。

しかし、その伝え方が褒められなかった。

 

では、学生さんはどうしたら良かったのでしょうか?

 

 

もし、これを質問したかったら、指導者の言っている内容について何かコメントしてから、「もう一点気になっていることがあるのですが、、、」などと切り出して質問するとよいでしょう。

 

これなら、「キャッチボール」できていますよね。

相手の言ったことに対して、反応することが礼儀です。

 

 

「こんにちは」

に対して

「ごめんなさい」

と答えるひとはいませんよね。

 

そういうことです。

指導者の言葉に耳を傾けて、受け止める。

それから、あなたの考えを伝える。

これは全学生さんが徹底して抑えておきたいコミュニケーションの基本です。

臨床でもこのスキルが求められています。

 

特に患者様のメンタル状況を考えると…

明らかですよね。

ぜひ、実習中にこのスキルを育めるように取り組んでみてください。

 

 

 

CCS(クリニカルクラークシップ)では”思考過程”も学べる

指導する際にはある程度の順序があるのです。

患者様にリハビリテーションを提供するには、事前情報があってこそ成り立つものですよね。

だからこそ、私はそういった情報から伝えていき、徐々に機能面への話へと移っていきます。

 

 

CCS(クリニカルクラークシップ)では、指導者にある程度の期間、付きそうことになりますから、その場、その時間のみ指導ではなくなります。

”経過”を追うことも可能になってくるのです。

 

つまり、指導者にとっては、どういった思考を経て、この機能面について着目し、リハビリテーションとして提供しているのか、、、

という広範な知識を伝えることもできるようになりました。

 

思考の過程を一回の見学ですべてを伝えるのではなく、経過を追いながら、徐々に情報を伝えていくことで、理解が進むという狙いがそこにはあります。

CCSだからこそできるというわけではありませんが、CCSになったからこそ、伝えていくことができるようになったのです。

 

 

ただ、すべての指導者がまだそうしているわけではありませんので、そういった意図がある場合もあるということを心のどこかに留めておきましょう。

 

 

こうして、すべての学生さんがCCSでその過程を経て育てば、『理学療法士の質』を高めることができると考えられます。

今の学生さんが、今後の理学療法士を作っていくわけですから、ベースアップされた学生さんが臨床へ出てくることは、理学療法士業界においても、歓迎されることです。

業界のために…という稀有な方はいないと思いますが、実習でよい指導を受けるということは、結果的にそういうことにも繋がっているのです。

 

 

 

臨床実習指導者が思う”いい実習生さん”の”いい質問”とは?

人の話をよく聞く。

そして、その話を受け入れて知識として蓄える。

そのときに感じた疑問や理解に苦しんだことに対して質問する。

 

これが徹底された質問は、"いい質問"となり、"いい学生"のレッテルを貼ってもらえることになるでしょう。

 

時には、「自分の聞きたいこと」だけに捉われず、『流れに身を任せてみる』のも、いいかもしれませんね。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。

 

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