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実習の基礎

私がたどり着いたトレーニングの極意 ~原理原則をもとに~

更新日:

どうも、長谷川元気です。

 

私が臨床へ出て幾年かが経ちました。

現在では学生の頃にあった治療のための筋トレの概念からは、想像もつかないようなトレーニングメニューを選択することも多くなりました。

それは多くの経験をさせていただき、患者さまからの声を大切にしてきた結果、私の中でどんどんと変わっていった概念です。

今回はリハビリのトレーニングメニューについて、私が今現在、普段から気をつけている事を記事にしてみました。

 

 

私がまだ学生だった頃、筋トレと言えば、トレーニングの5原則を生かして行うものだと考えていました。

つまり、「全面性の原則」「意識性の原則」「漸進性の原則」「反復性の原則」「個別性の原則」を意識することが大切であるとばかり思っていました。

そして、それは実習中でもあまり考えは変わることはありませんでした。

しかし、実際に臨床へ出て、様々な経験を積むうちに徐々にその考えが変化していきました。

 

というのも、この5原則をきっちり守ろうとすると、健常者でも辛いトレーニングメニューになります。

高齢の方や体力が落ちている患者様にとってはハード過ぎてしまい、モチベーションを維持することが大変でした。

これに加え、筋トレは3原理である「過負荷の原理」「可逆性の原理」「特異性の原理」も考慮しなければなりません。

 

 

 

ちょっとここで余談です。

この原則と原理の違いって何か分かりますか?

 

原則というのはルールのことを表します。

つまり、筋トレをするときのルールのことで、5つのルールを守らないと、効率よく筋日常と非日常と遊びの要素のバランストレが出来ませんよ。。。というのが原則です。

 

一方、原理はある要素がそれらの法則に則ることを表します。

つまり、筋肉には3つの要素があり、筋トレをすることで、その要素が高まりますよ。。。というのが原理です。

 

 

話を戻します。

筋トレは原理原則のもと行うことが理想ではあります。

 

しかし現実問題として、それらを完璧に意識したトレーニングメニューは構成することは、ほぼありません。

どうしても医療者はリスクを抱えなければなりません。

その中で筋トレを行うとなると、消極的にならざるを得ないところが出てきます。

 

 

そこで、私が普段から意識して行なっているのは、「患者様が今後その動作をしているADL(日常生活動作)とするかどうか」を評価しています。

 

つまり、原理原則に当てはめようとすれば、私は「特異性の原理」に重点を置いてトレーニングを選択・提供しています。

これが私がたどり着いたトレーニングの極意です。

 

 

「特異性の原理」とは、トレーニングによって得られる効果は、トレーニングした部位のみに現れるというものです。

個々の筋肉を鍛えることはもちろん大切だとは思いますが、個々の筋肉をトレーニングする動作は、実際にしているADLの中ではほとんどみられません。

ヒトは筋肉を協調的に用いてADLを行なっています。

それを上手く利用して、動作練習自体が筋肉トレーニングとなるように工夫していきます。

例えば、立ち上がり困難な方に対して、大腿四頭筋を座位の膝伸ばし運動をするよりも、立位でスクワットをしてみるなど です。

ゆくゆくは、しているADLにおいても、その動作をする頻度が増えていくことで、生活すること自体が筋肉トレーニングとなり、ADLやQOLが向上していくことが理想だと考えています。

そのため、リハ室でリハビリでは寝かせている時間を極力少なくして、動作練習を行う時間を多くしています。

寝かせるときは、動作練習を阻害している制限を取り除くときのみです。

※寝るのはリハビリ以外でもう充分過ぎるほどです。

 

そうして、患者様自身が動く機会を増やせるような環境や身体の状態をいち早く獲得することがリハビリテーションでは重要なポイントとなります。

24時間の内、活動する時間がリハビリと食事のときのみ…となってしまっては、廃用への道を歩んでいくことが目に見えています。

リハビリや食事以外で、患者様自身が動く時間が出来てくれば、相乗効果が期待できますよね?

 

となれば、ADL練習の比重を重くしなければならないのは明白です。

”筋肉の為の筋肉トレーニング”でなく、”ADLのための筋肉トレーニング”であるように意識してみて下さい。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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