理学療法実習で学びたいことと学んで欲しいことについて

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当ブログは、実習生向けに理学療法士である長谷川元気が監修しています。

『実習』のことや、『お金』のこと。

学生さんにとっても "不安" を抱えやすいこれらのことについて、情報を共有していきます。

実習で成果が出る知恵

臨床実習で学生が”学びたいこと”と臨床家が”学んでほしいこと”の差

投稿日:

 

こんな未来を想像してみよう!

実習でなにを学んだらよいのかがわかりました!

この記事を読めばその未来、訪れちゃうかも??

 

 

「その話あんま興味ないのにな、、、」

「なんでこんなこと話しているんだろう?」

「結局、実習ってなにを学べばいいの?」

 

 

 

理学療法実習に行ったことがある方なら心当たりがあると思うのですが、、、

 

実習中のフィードバックって、人によって”これってどうでもよくない??”と思うことを、やたら熱心に指導されたことありませんか?

 

正直、なんの話だったかわからなくなるし、それって何に役立つのかもわからない、、、

なーんてフィードバックをする人が各実習地に1人はいた記憶があります。

 

今となってはもっとちゃんと聞いておけばよかったなと猛省しています。笑

 

 

理学療法実習では、特に指導内容が一言一句決められているわけではないので、比較的自由に、その臨床実習教育者が重視している”考え方”や”視点”をフィードバックすることができます。

そのため、実習地によっても、臨床実習教育者によっても、指導される範囲に幅ができているのです。

 

つまり、学生さんにとっては、『実習で自分の知りたい・学びたい内容』と、『実際に教わる内容』とに若干の誤差が生じる場合があります

 

そこで、今回の記事では学生と臨床家とでは、実習に対する考え方にどれほどの差があるのかについて、アンケートを通してわかったことをまとめていきます

学生・臨床家の考えをそれぞれ知って、お互いにとって実のある実習ライフを過ごしていきましょう!

 

こんな方におすすめ!

  • 臨床家が実習でどんなことを伝えたいのか知りたい!
  • 実習生さんが実習でどんなことを聞きたいのか知りたい!
  • 実習ではなにを学べばよいのか知りたい!

 

 

 

実習についてのアンケートを実施しました!

Twitterにて臨床家と学生さんに、それぞれ「実習で学んで欲しいこと/学びたいこと」についてのアンケートを実施しました。

 

※Twitterではこのようなアンケートをよく行います。
もし興味のある方はフォローしていただけると幸いです。
また、「こんなアンケートもして欲しい!」という要望に関しても受け付けておりますので、その際はご連絡いただけると幸いです。

 

 

 

まずは結論から!

実習生さんと臨床実習教育者が思う実習内容には、差があることがわかりました。

そのため、実習では、最初の段階でお互いのスタンスを共有し、実習の目標目的を明確にしておくことが関係性の面にも影響していくと考えられます。

お互いの需要と供給を見定めた上で、お互いにとって有益な実習となるよう、お互いが努めていけるといいなと思います。

 

なお、実習生さんは臨床実習教育者が実習生さんに求めることをまとめた、こちらの記事も合わせて参考にしてみてください!

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アンケート結果について

学生さんのアンケート結果

まずは学生さん側からの意見を見てみましょう。

 

学生さんへの質問

「実習で学びたいことは?」

 

 

1位:治療技術(46%)

2位:楽しさ(35%)

3位:臨床家が好んで行う理学療法(19%)

4位:大変さ(0%)

 

でした。

今回は63名もの方が投票してくださいました。

改めて御礼申し上げます。

 

 

臨床家のアンケート結果

次に臨床家への質問です。

 

「実習中、学生さんに一番伝えたいことは?」

 

 

 

 

1位:楽しさ(66%)

2位:自分の好きな理学療法(14%)

3位:大変さ(10%)

3位:知識・治療技術(10%)

 

でした。

今回は61名もの方が投票してくださいました。

改めて御礼申し上げます。

 

 

アンケート結果の統合と解釈

以上の2つの実習に関するアンケート結果について統合と解釈していきます。

 

①実習生と臨床家とでは、求めていることが異なる可能性が高い。

これらのアンケートを比較してみると、

『学生さんが学びたいと思っていること』

『臨床家が学んで欲しいと思っていること』

には差があることがわかります。

 

学生さんは”治療技術”について学びにいくところだという認識が強いです(46%)。

しかし、臨床家の考えとしては、それよりも”楽しさ”を知ってほしいという方が大半を占めていることがわかりました(66%)。

 

つまり、それぞれの考え方には差がある場合があることが伺えます。

実習ではお互いが同じ方向を向いていなければ、良い結果を生むことができないため、これは見過ごすことのできない結果となりました。

 

 

②臨床の”大変さ”についての差もある

もう一点見逃せないのが、学生さんへのアンケートでは0票だった”大変さ”の項目に関して、臨床家へのアンケートでは票が入っているということです。

こちらでも差が出てしまいましたね。

 

特に今回のアンケートの中では唯一の悪い面への選択肢です。

心の声が出やすいTwitterだからこそ、垣間見える”本音”。

この結果について、あなたはどうお考えになりましたか?

 

以下に私の考えを示していきます。

 

 

 

アンケート結果についての考察

では、上記に挙げた2つの統合と解釈に対しての考えを示していきます。

 

①実習生と臨床教育者との関係が不良となる原因の一種である。

実習生さんと臨床実習教育者との考え方があることで、関係性構築の段階でのミスマッチが起こりうると考えられます。

つまり、実習中の関係性が不良になる一因である可能性が示唆されます。

 

学生さんにとって、実習というのは、”点”を”線”にする場として活用していきたいと考えている傾向があります。

むしろ、そうした臨床家としての知識を学びに行くのが実習だと捉えている方が大半だと思います。

 

しかし、臨床家の考えとしては、治療技術などの知識うんぬんよりもまず臨床の楽しさを伝えて、より理学療法士への関心を高めて欲しいと考えている方が多いのではないでしょうか。

 

私も時々、実習生さんをみていて「本当に興味があるのかな?」と思うことがあります。

そのため、そういう学生さんにはまず理学療法士への興味を持ってもらうために、楽しさを伝えていることがありました。

 

ただ、この結果を見る限り、学生さんは興味がなかったわけではなく、教育する側が学生さんの求めていた実習へのニーズを叶えられていなかったのではないかとも考えられます。

そのために、学生さんの実習に対するモチベーションが上がらず、結果として関係性がギクシャクしてしまったの可能性もあります。

 

 

②”楽しさ”は学生さんも関心がある

ただ、1位だけを取り上げるとミスマッチが起こりそうな感じがしてしまいますが、学生さんのアンケート結果をよく見てみると、”治療技術”に次いで”楽しさ”が来ていますよね。

しかも、1位にそう大差をつけているわけでもありません。

 

このことから、実習で学生さんと臨床実習教育者の関係性が、良好な関係性になる可能性も高いことが考えられます。

 

それに、これは完全にアンケート内容に問題があるのですが、治療技術に楽しさを感じる方もいると思います。

そのため、臨床実習教育者は学生さんがどこに楽しさを見出しているのかを、なるべく早い時期に見出しておく必要があると思います。

 

逆に学生さんは現状で”楽しさ”をどこに見出しているのかをしっかりと伝えておきたいところですね!

 

 

 

③酸いも甘いも理学療法士である

学生さんが全く求めなかった”大変さ”。

臨床家のアンケートでは票が入りましたね。

昔からブラックな実習と言われている理学療法実習の縮図とも捉えかねないこの結果。

臨床家にとっては、やはり欠かすことのできない教育の一つなのでしょうか。

 

もちろん、理学療法士も仕事なので、楽しいことだけでなく、大変なところもあります。

 

治療の悩みはもちろん、治療以外の業務、生と死の葛藤、人間関係、身体的・精神的なストレス、それに報酬(お給料事情)など、、、

どんな仕事であれ、働いていれば、いろんな大変さがあります。

臨床家の中には、これらを知った上で、覚悟を持って臨床に望んで欲しいと考える方もいます。

 

たしかに、学生のときから理学療法士の酸いも甘いも知っておくことで、学生のうちに対策を取ることもできますから、決して悪い教育ではないと私も思います。

臨床へ出てからいろいろ悩み、患者様に迷惑をかける方がリスクが高いのも事実です。

 

そうした大変さを知ってもらった上で、臨床家がどう解決していったのかも合わせて伝えることができれば、学生さんにとってもより有益な情報になりうると思います。

 

ただし、学生さんはそれを全く求めていないので、ただただ大変さを伝えるだけになったり、臨床家が1番伝えたいこととして掲げるのは、実習として好ましくはないでしょうね。

 

 

 

まとめ

アンケートにご協力いただい方々には再度感謝申し上げます。

大変興味深い結果となりました。

 

実習では学生さんの学びたいことと、臨床実習教育者が学んで欲しいこととに差が出てしまうと、お互いのモチベーションに影響します。

そうした観点からも、この結果は臨床家にとって重く受け止めても良いかと思われます。

 

そのため、今後の実習ではまず最初に、それぞれのスタンスを共有し、実習の目標目的を明確にしておくことが重要になっていくと考えられます。

お互いの需要と供給を見定めた上で、お互いにとって有益な実習となるよう、お互いが努めていきましょう。

 

なお、実習生さんは臨床実習教育者が実習生さんに求めることをまとめた、こちらの記事も合わせて参考にしてみてください!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。

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