実習生の第一印象はとても大切!
いきなりですが、
メラビアンの法則
ってご存知ですか?
話す言葉は7%、見た目が93%、この比率で人の印象を決めているというあれですね。
人の印象は外観である見た目で、ほぼ決められてしまいます。
こればかりはどうしても変えることができない事実のようです。
多くの場合、脳内に入ってくる”初めて会う人”の情報は視覚ですから、仕方がないことなのかもしれません。
たしかに思い返してみると、私も「あっ、この人とは気が合いそうだな」と感じるときは、会ったときの第一印象で判断している節があります。
それに一目惚れという言葉があるように、人は潜在的にこの法則で印象を決定しているものであることがわかります。
あなたもそうですよね??
医療従事者の印象を考えみよう。
それも踏まえて、、、
あなたの外観はどうでしょうか。
患者様からみて、我々医療従事者はどのようにみえているのでしょうか。
我々は業務に励むとき皆同じ
ケーシーや白衣という特殊な衣装を着て、さらに顔にはマスクを付けます。
そうするとこんな感じになりますよね。
どうでしょう?
見た目の中で、個人を特定する箇所のほとんどが覆い隠されていることに、お気づきでしょうか。
(この写真の方は存在感抜群ですが、、、苦笑)
医療従事者の個人を特定する判断材料として、残されているのは
・体型
・背丈
・目
・髪型
・メガネや時計等の装飾品
くらいでしょうか。
このように、我々医療従事者は患者様から見ると、個人を特定する情報が限られているのです。
つまり、この限られた情報の中から、医療従事者の印象が決まってくるのです。
第一印象をよくするためにできることとは?
では、今すぐにでも第一印象を良くしたい!という方は、どういった点に着目すればよいのでしょうか。
上に挙げた中で体型、背丈、目に関してはすぐには変化させることは出来ませんよね。
装飾品はすぐに変化させることは出来ますが、増やしすぎても邪魔になりますし、、、
メガネなど、減らすことができないものもあります。
すると、残るのは「髪型」です。
髪型は装飾品とは違い、顔の大まかな輪郭をも形どるため、雰囲気を決める大事な判断材料となります。
また、視力の弱くなってしまった方や視界が狭くなってしまった方でも、髪型も含めた大まかな輪郭で個人を特定しやすくなります。
つまり、ケーシーや白衣、マスクを着用している我々の場合、
『髪型』が患者様の抱く印象を決めている
といっても、過言ではありません。
そのため、医療従事者が相手の抱く印象を操作したいと思ったときは、第一に「髪型」を変化させてみてください。
これは実習にきている学生さんにとっても言えることです。
学生さんが指導者に与える印象を変えたいときは、髪型でアピールしてみるのも有効であると考えられます。
その際には髪型が与える一般的な印象を把握しておきましょう。
○長い → チャラい、不潔、だらしない、、、
○短い → さわやか、清潔、誠実、、、
などありますよね。
ほかにも、色や切り方が与える印象も知っておいて損はありません。
髪型を変えるときの注意点

と、そのまえに変えるときに注意してほしいことがあります。
前述したように、髪型は顔の輪郭をも形成する大事な要素です。
ということは、髪型を変えると顔の輪郭も変わるということは十分に理解しておきましょう。
特に患者様が抱く印象は大きく変わることになります。
というのも多くの方の場合、雰囲気で医療従事者のことを判断しているからです。
なので、
・セラピストが髪型を大きく変えたら、はじめは気づかれなかった。
・担当セラピストだと思って声をかけたら、髪型の似ている別のセラピストだった。
なんて事例はいくらでもあります。
それに加え、認知機能低下による理解力の低下した方では、急な変化に対して対応することができないこともありますよね。
そんな方の担当セラピストが髪型を大きく変えた場合、担当が変わってしまったと勘違いしてしまうことも少なくありません。
せっかく築いた信頼関係も、そのせいで振り出しへ…
極端な話ではありますが、これは私が経験した実際にあった話です。
そのくらい髪型は印象に残りやすいものなのです。
もし自分の印象を変えたいときは、プラス面だけでなくこういったマイナス面も考慮してみてくださいね。
今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。
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