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長谷川元気

 

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【わかりやすく解説】地域包括ケアシステムとは?~厚労省の本音を推測~

投稿日:2020年6月19日 更新日:

 

こんな未来を想像してみよう!

地域包括ケアシステムってこういうことだったのか!

この記事を読めばその未来、訪れちゃうかも??

 

「地域包括ケアシステムってなに?」

「地域包括ケアシステムって聞いたことあるけど、なんだかよくわからない」

「地域包括ケアシステムと理学療法士って関係あるの??」

 

最近ちょこちょこと名前をみかけるようになった『地域包括ケアシステム』という言葉。

あなたはご存知でしょうか?

医療従事者なら一度は聞いたことがありますよね!

 

もし、それ、、、

患者様に質問されたらどう説明しますか?

 

先日Twitterにてアンケートを取ってみました。

 

 

結果としては、なんと約8割の方々が「説明できない」となりました。

投票していただいた85名の方々、ありがとうございました!!

 

 

地域包括ケアシステムの重役を担う”医療従事者”の方々ですら、この結果ということは、一般の方なんてもっとチンプンカンプンであることが容易に想像できますよね。

そこで、今回はなるべく噛み砕いて、地域包括ケアシステムの基本知識をわかりやすく解説していきます。

そして、そこからみえてきた”厚生労働省のホンネ”についても触れていきます。

 

患者様に聞かれた時にさっと答えられるようにしておきましょう!

 

※個人的な解釈が含まれておりますので、不適・ご指摘等あればご連絡いただけると幸いです。

 

 

こんな方におすすめ!

  • 地域包括ケアシステムについて知りたい!
  • 地域包括ケアシステムについてわかりやすく説明できるようになりたい!
  • 理学療法士として地域包括ケアシステムを中で活動したい!

 

 

 

地域包括ケアシステムとは?

厚生労働省の見解

まず、地域包括ケアシステムについて、厚生労働省のHPではどう説明されているのかみてみましょう。

 

☟厚生労働省のHP

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

 

 

そこから、地域包括ケアシステムの説明っぽいところを引用してみました。

そこには、

団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。

とありました。

 

なんとなく厚生労働省が目指す方向性はわかりますかね?

では、厚生労働省がまとめた図をみてみましょう。

 

 

こんなのもあります。

 

いかがでしょう?

具体的にイメージはついてきましたか?

それとも、、、余計わからなくなりましたか?笑

 

これら2つの図は、地域包括ケアシステムの説明をする際に、頻出するものです。

なので、これから地域包括ケアシステムを学ぶ方は嫌というほど見るものですので、お見知りおきを。

 

 

地域包括ケアシステムの解釈

ただ、私は最初これをみたとき、わかりやすくしてあると思っている図ですら、「正直、よくわからないなぁ。。。」と思ってしまいました。

 

なので、私の解釈としては、

どんな人でも住み慣れた地域で自分らしい暮らしをし続けるためには『住まい・医療・介護・予防・生活支援』へのサポートが必要ですよ。

だからこそ、それをサポートできる体制を作っていきましょうね!

というものに落ち着きました。

 

 

つまり、地域包括ケアシステムとは、簡単にいうと

『住まい・医療・介護・予防・生活支援』を通じて、自分らしい生活を全うするためのサポート体制

のことを指すのではないかと考えてます。

 

これが実現できたら、日本っていい国なんだなぁと思いますよね!

 

 

具体的になにをするの?

じゃあ、そのサポート体制を整えるために、厚生労働省は実際どんなことをしているのでしょうか?

 

予算を組む

何事も新しいことを成し遂げるためには、お金がかかります。

そのため、厚生労働省では以下のように地域包括ケアシステムの構築に対して予算を組みました。

 

  • 地域医療介護総合確保基金(介護分):824億円
  • 平成27年度介護報酬改定における消費税財源の活用分(介護職員の処遇改善等):1196億円
  • 在宅医療・介護連携、認知症施策の推進などの地域支援事業の充実:534億円

 

厚生労働省「令和2年度の予算案の概要」より

 

具体的な行動について

では、この予算を具体的にどう使っているのかというと、HPには以下のような文言があります。

 

地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要です。

 

ここが地域包括ケアシステムの注目ポイントの一つです。

厚生労働省としては、この地域包括ケアシステムが今後必要ですよーと言っておきながら、実際なにをするのかは、市町村や都道府県の自主性、主体性におまかせなのです。

(裏を返せば、自由度があるとも言えます)

 

なぜ、おまかせなのかというと、都会部と地方では、人口も、年代の構成比率も、考え方も、既存のサービスも異なるため、全国で同じようなサポート体制をしくことができないのです。

 

そのため厚生労働省では、地域包括ケアシステムの取り組み例を集め、HPに「こんなやり方もあるよ」と提示するに留まってしまうのです。

厚生労働省「地域包括ケアシステム」より

 

 

地域包括ケアシステム構築のプロセスを提案

とはいえ、なんの指針もなく事業を進めるのは困難ですよね。

そこで厚生労働省は、地域包括ケアシステムの進め方について、こんな提案をしています。

 

はい。でましたね。「お役人さんお得意の!」って感じです。

 

この図は、このように話を進めていくと、それぞれの地域で必要なサポートが見えてくるよ~というものです。

この指針に則って、その地域独自の地域包括ケアシステムを構築していくことが求められています。

 

今回はこれについての詳しい説明は省略させていただきます。

 

 

 

厚生労働省が地域包括ケアシステムを推進する理由とは?

では、なぜ厚生労働省が国としてこんなことを推進し始めたのかについての、背景を説明していきます。

 

HPのココ☟をみてください。

最初に出てくるページの、最初のトピックの下段にちょろっとリンクが貼られている文字。

ここにその理由が集約されています。

 

ここには

  • 今後の高齢者人口の見通し
  • 介護保険制度を取り巻く状況
  • 地域包括ケアシステムの5つの構成要素と「自助・互助・共助・公助」

とあります。

以下にそれぞれのファイルに書かれていることを抜粋・要約していきます。

 

今後の高齢者人口の見通し

今後、日本の高齢者事情として、

  1. 65歳以上の高齢者数は、2042年にはピークを迎える予測
  2. 65歳以上の高齢者のうち、「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅱ以上の高齢者が増加していく
  3. 世帯主が65歳以上の単独世帯や夫婦のみの世帯が増加していく
  4. 75歳以上人口は、都市部では急速に増加し、もともと高齢者人口の多い地方でも緩やかに増加する。各地域の高齢化の状況は異なるため、各地域の特性に応じた対応が必要

ということが挙げられています。

 

すなわち、急速に高齢化が進み、やがて「一人の若者が一人の高齢者を支える」という厳しい社会が訪れることが予想されているのです。

そのため、社会保障改革により、支え手を少しでも増やす努力が必要です。

厚生労働省「今後の高齢者人口の見通し」より

 

介護保険制度を取り巻く状況

介護費用は年々上がってきています。

 

また、要介護(要支援)の認定者数も年々増加傾向。

その中でも特に軽度の認定者数の増加が大きいです。

 

年齢階層別に認定率をみると、80歳以上から認定率3割と急上昇することがわかりました。

厚生労働省「介護保険制度を取り巻く状況」より

 

 

地域包括ケアシステムの5つの構成要素と「自助・互助・共助・公助」

地域包括ケアシステムには、「介護」「医療」「予防」という専門的なサービスと、その前提としての「住まい」と「生活支援・福祉サービス」が相互に関係し、連携しながら在宅の生活を支えていることが求められています。

そのため、「自助」「互助」「共助」「公助」の意識することが重要です。

ただ、少子高齢化や財政状況から「共助」「公助」の大幅な拡充を期待することは難しく、「自助」「互助」の果たす役割が大きくなることを意識した取り組みが必要なのです。

厚生労働省「地域包括ケアシステムの5つの構成要素と「自助・互助・共助・公助」より

 

 

つまり、厚生労働省の本音とは、、、

こんなかんじで難しいことを書いていますが、要は、

 

高齢者が多くなる。

それに伴い、介護費用も増えてきている。

だけど高齢者には元気で活動的でい続けて欲しい。

そして、願わくば働き手になって欲しい。

また、子育て世代にも働き手として参加して欲しい。

そのために少しでも社会保障を充実させていきますよ。

とはいえこれ以上の「共助」「公助」には現状期待しないでね。

 

つまり、「自助」「互助」の意識をもっと高く持って、過ごしてくださいね。

 

 

これが厚生労働省の本音かなと思います。

これについてどう思いますか?「厚生労働省は冷たいなぁ」と思いますか?それとも「そりゃそうだよね。何かあった時のための保険だもの。」と思いますか?それとも??

 

 

地域包括ケアシステムの課題

ただ、それを実現させるためには問題もたくさんあるのです。

  • 「自助」「互助」の捉え方
  • 少子高齢化社会対策
  • 医療・介護スタッフの人手不足
  • 国民の理解度

などなど、、、

これらの課題もあり、2025年を目処に構想している割には、うまく進んでいないような印象です。

 

これについて詳しくはまた別の機会にまとめますね。

 

 

より具体的なイメージを持つための取り組み例を紹介!

最後に、もっと地域包括ケアシステムについて具体的なイメージを持ってもらうために以下に埼玉県のサイトをご紹介します。

 

それぞれの取り組みを調べさせていただいたところ、埼玉県がまとめたサイトが比較的見やすく、イメージが付きやすいかと思いました。

参考までにご参照いただけたらと思います。

 

ちょろっと探しただけなので、もっとわかりやすいサイトがあるよ!って方は、ご連絡いただけると幸いです!

 

埼玉県公式HP「地域包括ケアシステム

 

 

もう一点。

山崎亮 著『ケアするまちのデザイン:対話で探る超長寿時代のまちづくり』を読んでみてください。

「地域包括ケアシステムってこういうことだよね!」と納得できる名著となっています。

こちらの書籍では、地域包括ケアシステムの取り組み例を集めているのですが、普通の取り組み例を挙げているものではありません。

人の価値観にも目を向けた素晴らしい取り組み例が集められています。

たぶん、医療・介護従事者の方にとって自分の価値観がひっくり返るくらいの衝撃を受けると思います。

 

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最後に

以上で、地域包括ケアシステムについて簡単にまとめました。

最低限抑えておいたほうがいい点のみを抜粋したので、もっと詳しく調べたい方はぜひ調べてみてくださいね。

私はこの分野へ参入をしていますので、またなにか動きがあれば、随時報告していこうかと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。

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