ようこそ『リハぶっく』へ!

 

当ブログは理学療法士である長谷川元気が監修しています。

 

『実習』のことや、『お金』のこと。

学生さんにとっても "不安" を抱えやすいこれらのことについて、情報を共有していきます。

 

少し先を生きている私が、勉強したこと、経験したこと、そして実践していることなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

Web上の 《 おすすめ本 》 として、 "あなた" のお役に立ちますように。

長谷川元気

 

※よく更新していますので、【ブックマーク】や【ホーム画面に追加】をしてお楽しみください。

 

実習㊙テクニック

【苦手克服】コミュニケーションの上手い人が意識しているポイント

更新日:

『リハぶっく』の初投稿となるこの記事では、私が臨床の現場において、最も大切にしている


『コミュニケーション』

 

をテーマとしたいと思います。

 

こんな方におすすめ

・実習中である
・患者様との距離感がわからない。。。    など

 

私がこれまでに”この人はコミュニケーションが上手いな”と感じた方にたくさんお会いしてきました。

そんな彼らがコミュニケーションを図る際に、意識しているポイントを伺うと、多くの共通点がありました。

その中でも、私も即実行してみて、たしかに相手側の反応がよくなる手応えを感じたものだけを厳選して挙げていきます。

これらのポイントをちょっと意識してコミュニケーションを図るだけで、明日からの臨床力に繋がっていくことでしょう。

 

 

なぜ、臨床でのコミュニケーションは難しいの??

「コミュニケーションが難しいです。。。」

これは学生さんをはじめ、多くの方が臨床へ出るとぶち当たる壁の一つかと思います。

私もすごく悩みました。。。

 

臨床でのコミュニケーションには『目的』がたくさんある

なぜ臨床でのコミュニケーションは難しいと感じる人が多いのでしょうか。

それは、臨床でのコミュニケーションが普段の時の会話とは違いがあるからです。

臨床でのコミュニケーションは【問診】【メンタルケア】【誘導】【雑談】などの、コミュニケーションを図る目的の要素が多く含まれているからだと私は考えています。

・治療に必要な情報を集めるための【問診】

・病気で身も心も病に犯されてしまうことを極力避けるための【メンタルケア】

・リハビリテーションを円滑に提供するための【誘導】

・より関係性を良好にするための【雑談】    など

 

たしかに、友達とフランクに話すのとは違い、限りある時間の中でこれらを同時に行うことを”意識”することに気を取られてしまうため、頭の中の整理がつかないことが多くあるように感じます。

このようにコミュニケーションは、”何かを得るために図るもの”と位置付けてしまうと、人は困難さを感じるようです。

これが「コミュニケーションは難しいもの」という認識につながるのではないかと考えます。

 

 

どうしても発生する「相性」の問題

また、コミュニケーションの取り方は人それぞれで、色々なやり方がありますよね。

そのため、どんな方でも 「私はあの人と合う・合わない」 といったことがでてきます。

 

特に患者様は基本的にはセラピストを指名することができません。

そこでリハビリを円滑に進めるために、あなたは

 

担当患者様に合わせる

 

といった視点も必要になってきます。

つまり、担当患者様にとって、あなたが気の合う人になるように配慮していくことも必要であるということです。

 

さらに、患者様の多くは”入院している” ”病気である”といったマイナスの感情を抱えていることがあります。

そのような負の感情は、時に、人の性格をも変えてしまうことがあります。

そういった微妙な変化にも対応するだけのコミュニケーションスキルも持ち合わせていなければならないのです。

 

あなたの接し方一つで信頼関係を築けるか、そして、効果的な治療を提供できるかが決まるといっても過言ではありません。

 

では、ここからが本題です。

実際問題、どんなポイントを意識してコミュニケーションを図れば良いのでしょうか。

数あるポイントの中からいくつか厳選しました。

 

 

 

 

 

 

声の大きさ

ご高齢の方の中には、耳が遠くなっている方も多いです。

適切な声の大きさとなるように心がけてみましょう。

 

特にマスク越しの会話は声が篭りやすく、聞き取りづらいので、注意してください。

また、大声で話すときは周りの方の迷惑になっていないか等の配慮も欠かせません。

中には、大声で話すと”怒鳴っている”ようにも聞こえてしまうことにも注意しましょう。

 

耳が遠くなっている方は、自身の発する声が大きい傾向にあり、それが判断材料の一つとなります。

慣れないうちは、発せられる声の大きさと同じくらいで会話してみて、そこから、どこまで小さい声でも聞こえるか評価してみると良いです。

 

 

声のトーン

ご高齢の方は比較的、低いトーンの方が聞き取りやすいと言われています。

女性のセラピストは意識してトーンを変えることが多くなりそうですね。

しかし、トーンを落としながら大きな声をだすと、一見怒っているようにも聞こえてしまうので、注意が必要です。

 

 

言葉遣い

尊敬語や謙譲語を多用するか、フランクに話し言葉で接するか。

また、論理的か、要約して説明するかなどを患者様の性格を考慮して決めていきます。

 

基本的にはフランクになり過ぎないように、尊敬語や謙譲語を用いて接します。

中には認知能力の低下している方など、難しい言葉遣いをするよりも少しフランクにしてみるほうが、回りくどくない表現となり、伝わりやすい場合もあります。

もちろん、そのような方を含め対象となる患者様は、あなたにとっては人生の大先輩であることを必ず忘れてはいけません。

しかし、人間誰しも慣れが出てくると、言葉遣いが乱れ、限度が分からなくなっている事も多いです。

 

言葉遣いの乱れについて一定のラインを決めるとしたら、

”ご家族の前でも同じように接せられるか”

を意識してみると良いでしょう。

 

家族の前で患者様に接するときに、言葉遣いが急に変わるようでは、乱れていると考えてよいでしょう。

 

 

話す速さ

認知能力が低下している方や、脳血管疾患に患ったことのある方は、言葉を理解する能力が劣っている可能性があります。

そのため、話す速さはとても重要となります。

 

言葉を情報として処理できる量は、指示理解の程度にも影響を与えています。

指示理解がうまく得られない方がいたら、文章で伝えるのではなく、二語文で伝えてみる、単語にしてみるなど、

 

「言葉の量」

 

を意識してみてもよいかもしれません。

 

 

相手との距離感

人にはパーソナルスペース、つまり、自分の領域がそれぞれあります。

それ以上、他人が近付くのはちょっと嫌…って感じる距離感ですね。

 

身体接触の多いリハ職では、知らず知らずのうちに、この距離感が近くなっている傾向があります。

ベッド上で寝そべっている方へ声をかけるときに、覗き込むようにしている人は、すでに近くなっている可能性が高いです。

 

他にも、ベットアップした時や車椅子に乗っているときは特に注意が必要です。

あなたが思っている以上に近いことがあります。

第三者からみてもらい、適切な距離感を把握しておきましょう。

 

また自分でできる対策としては、

 

" 相手の顔から腰が視界に入るくらいの距離 "

 

を意識してみると、近くなりすぎないです。

 

 

目線の位置

患者様の中には、医療者と患者間には主従関係があると感じる方も少なくありません。

そんな状況の中で、上から見下ろされると、なお、主従関係を意識してしまいます。

 

養成校時代からよく指導される点ですので、座っているとき、車椅子に乗っているときは、比較的医療者側も自然に目線を調節できると思います。

では、ベッドにいる方に対してはどうでしょうか。

 

ベッド上に寝ている方にとって、視界にあるのは

「天井」のみです。

 

あなたも「天井」しかない視界の世界から、急に顔がみえたらびっくりしますよね。

これは特に寝たきりの方や、ベッドアップが禁忌となっている疾患の方に当てはまるかと思います。

 

まず、声を掛けたり、身体に軽く触れたり、手を振ったりして、気付いてもらい、自分を視界に入れてもらえれるようにするなどの対策をすると良いでしょう。

 

 

補聴器での聞こえ方

補聴器は全ての音を増幅させて耳に伝えているだけであるので、補聴器を付けたからといって、聞き取りやすくなるとは一概には言えません。

 

たしかに「聞こえる」かも知れませんが、選択的に音を「聞き分ける」ことはできないため、カクテルパーティー効果がない状況下に常にいるようなものです。

補聴器には色々な設定があるため、つけているのにコミュニケーションが円滑に行えていない場合、調整をしてもらう必要があるかもしれません。

 

 

マスクの影響

マスクをつけている場合、表情は目元からしか判断できません。

また、マスク越しの相槌は伝わらないことも多いようです。

 

あなたが今どんな感情なのか、判断するためにとても重要な指標として「表情」が挙げられます。

その表情をマスクは隠してしまうため、相手の方は不安に感じてしまうことも少なくありません。

 

そんなときは普段より、少しジェスチャーを大袈裟にしてみてもよいかもしれません。

表情に変わる、感情の表現方法はいくらでもあります。

表情という武器が使えない以上、その他の武器で表出できるように工夫してみましょう。

 

 


 

 

最後に

以上になります。

長々とコミュニケーションのポイントをまとめました。

もう一度振り返ります。

 

最後に、あなたはお気付きでしょうか。

これらのポイントは非言語的情報、つまり、ノンバーバルコミュニケーションに着目していることを。

 

人が話している相手に対して抱く印象は、

言語的な情報が与える影響よりも、非言語的な情報のそれの方が大きい

のです。

その割合として、ノンバーバルコミュニケーションが9割以上を占めているとも言われています。(メラビアンの法則)

 

これらのポイントを活用して、患者様との円滑なコミュニケーションを図り、信頼関係を良好なものにしていきましょう。

相手を変化させるためには、まず自分から変わらなければなりません。

現在行なっているこコミュニケーションがよりよいものとなるように、この記事を贈りたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。

 

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