こんな未来を想像してみよう!
実習へ行けなかった不安が和らいだ!

「実習いってないけど大丈夫なのかな?」
「実習がなくなって臨床に出るのが不安です。」
「臨床にいきなり出るのが怖いです。」
私のところには、このようなDMが何通も届いております。
確かに、実際の患者様を通して学ぶ機会がなくなったことは、これから臨床へ出る上でとても不安なことです。
そこで、今回の記事では実習へ行けなかった学生さんのために、少しでも”臨床”を感じてもらえるための方法を提示します。

こんな方におすすめ!
- 実習が中止となり、臨床に出るのが不安!
- 実習がなくなって何をすればよいのかわからない!
- 実習に代わる経験をする方法が知りたい!
もくじ
実習に行かなくても国家試験の受験はできる
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっている現状、実習を中止にしている養成校が多い印象です。
厚生労働省的にも、特例により病院・施設での実習を行わなくても、それ相応の対応を養成校側がすれば、国家資格受験の資格を得られるとの見解を出しています。
-
-
理学療法士の臨床実習はどうなるの?決行?延期?中止??~新型コロナウイルス感染症の影響~
新型コロナウイルス感染症(COVIT-19)について 2020年3月31日現在。 全世界でその猛威を振るう『新型コロナウイルス感染症(COVIT-19)』。 今や日本においても決して他人事と思ってはい ...
そのため、病院・施設での実習をキャンセルし、学内実習という形式で対応している養成校も多く聞かれるようになりました。
ただ、対応としてそれでいいとわかっていても、実際に臨床で経験することとは異なるため、それを危惧している学生さんもいらっしゃるようです。

そこで、以下に『少しでも”臨床”を感じてもらう方法』を提示していきます。
こういう状況だからこそ、できることを着々とやってみましょう!
実習にいけない不安解消方法①「養成校の先生にこの不安を相談する」
まず、一番取り組みやすいこととしては、養成校の先生に今の気持ちを伝えてみることです。
不安はだれかに吐露することで、解消するものです。
それが、先生方のような業界に精通した方であればあるほど、的確な答えが返ってきます。
先生方も少なからず数年は臨床を経てきているわけですから、なにかしらのアドバイスをいただけるはずです。
この業界の教育役を担っているわけですから、いろいろな情報・何かしらの解決策を提示してくれるでしょう。
とはいえ、先生方も今回の件に関しては相当頭を抱えていることでしょう。
そのため、学生さんからの不安な気持ちや素直な言葉が、逆に先生方をも救うきっかけともなるかもしれません。
臨床へ出てからも、なにかとご縁がある養成校の先生。
これからも多くの場面で、頼ることがあると思います。
そんな養成校の先生に今の気持ちを吐露してみてはいかがでしょうか?
実習にいけない不安解消方法②「SNSで臨床家と絡む」
次に提示するのは、SNSを利用したものです。
SNSではすごい臨床家の方々と簡単につながることができてしまいます。
中には有名な参考書の著者すらもいるくらいです。
そのため、そんな有名な方々が日々、どんなことを感じ、どんなことを思っているのかを見ていくのはとっても良い刺激になることがあります。
実習に行けなかったとしても、臨床家の頭の中を覗けるのは嬉しいことですよね。
もちろんSNSなので、不要な時間を過ごしてしまうリスクはありますが、その管理さえしっかりしておけばこれ以上の刺激はないのではないかと思うくらい有益なツールなのです。
他にもこのSNSのいいところとして、著名な方ともコンタクトが簡単にできてしまうということが挙げられます。
”いいね”だけでなく、返信して絡んだり、DM送ったり、、、なんてことも簡単にできてしまいますよね。
普通に生活していたら、このような機会はありません。
レベルの低い実習では聞けないハイレベルな会話すらも、聞ける今の世の中。
これを利用しない手はないのではないでしょうか。

今、これをみた学生さんはチャンス。
— はせがわ🧭楽しい実習教育をするPT (@PTsupervisor) June 22, 2020
Twitter界ではすごい人ばかりがいますが、現実はそうでもありません。
Twitterにいる学生さんはとってもとっても有利な立場にいるのです。 https://t.co/rA1n2P3iMs
私も学生のうちからTwitterやっておけばよかったと後悔していますよ。
— はせがわ🧭楽しい実習教育をするPT (@PTsupervisor) June 22, 2020
普段からこんなすごい情報の中で過ごせるのですからね。
羨ましさしかありません。 https://t.co/t33vb9Q4bv
だからね。
— はせがわ🧭楽しい実習教育をするPT (@PTsupervisor) June 22, 2020
あと一歩踏み出してみて。
一歩踏み出してコメントなりDMなりしてみよう。
せっかく返事をしてくれるすごい先輩達がいるのだから。
実習がない分、こういうところで"臨床"を感じてみようね。
実習にいけない不安解消方法③「勉強する」
最後はやはり、勉強して知識を蓄えておく以外にないかと思います。
なるべく多くの知識を詰め込んでおき、臨床にいったときに活用・応用できるように準備しておきましょう。
そのために有効活用したいのが、以下の記事にある『EBPTチュートリアル』です。
ここには症例検討をする際に、どういう思考過程で行えば良いのかを示してくれています。
まずはこちらで”臨床”を感じてみても良いかもしれません。
-
-
【厳選4選】実習生が知っておきたい実習・臨床で役立つサイト
このページでは、『実習中に役立つサイト』の紹介を行います。 基本的にこれらのサイトを利用すれば、多くの悩みは解決されると思われます。 各サイトの利用方法をよく読み、有益な情報を得ていきましょう。 ...
よりアドバンスになってくると、以下の書籍が参考になるかと思います。
こちらもEBPTチュートリアルと同じように症例に沿って、どう解剖学的に評価していくのかを知ることができます。
他にも、最近では多くの学会や団体、個人の療法士がWebでセミナーを無料で開いたりしてくれています。
そこに参加してみたり、してみても面白いかと思いますよ!
最後に
ここまでいろいろと対策をお伝えいてきたわけですが、要は”止まるな” ”動け”ということです。
不安はひとりで抱えれば抱えるほど、大きくなってしまいます。
だから、誰かに、何かに、頼ることで、その重さが軽くなるのです。
あなたにはその頼る人がたくさんいます。
大丈夫。
行動して、備えておけば、臨床への不安も徐々になくなっていきますから。
さて、どれから、なにから始めてみましょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き『リハぶっく』をお楽しみください。