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実習㊙テクニック

現役理学療法士からみたベッド環境調整のススメ

更新日:

どうも、長谷川元気です。

 

さっそく記事の内容に触れていきましょう。

 

 

 

私の病院ではベッドサイドでリハビリを行うこともしばしばです。

基本的にはベッドサイドは看護師さんの領域であるために、介入前と後では患者様の環境(体位、配置など)が変わらないように整備する必要があります。

それらの環境には看護師さん側にとって、なにかしらの意味・意図があります。

 

リハビリの目線で、環境を変えた方が患者様のためになると判断しても勝手に変えてはいけません。

 

看護師さん側の意味・意図を聞き、両者で相談して環境の整備をすることが必要です。

 

 

 

今回はリハビリ従事者としての目線から着目する、環境整備に関するポイントを挙げていきたいと思います。

 

 

 

◯起き上がりやすくするために

日中活動量を増やすためには、患者様ご自身が自ら率先して動けるような環境であることが重要です

”好きなときに好きなように活動できる”って患者様の立場となると、意外とできないことのほうが多くなるのです。

病態により、意欲や体力の低下などが主な要因として挙げられます。

対策としては、誰かの手を借りずとも動作を遂行できるように、介助量を少なくすることで、離床を促しやすくなります。

起き上がりでしたら、

・ベッドの頭側の角度を少し上げておく(自立して行なえる最低限の角度はリハビリの人が評価しているはずですので聞いてみてください)。

・麻痺や骨折などの影響を考慮して、力の入りやすい「非麻痺側や健側」に起き上がれるようにベッド柵や、病室に対してのベッド位置などを整備する。

という点に着目してみましょう。

 

 

◯テーブルの位置

上肢の機能に左右差がある場合に考慮します。

起き上がり同様、「非麻痺側や健側」に配置することで、努力量や患者様の心理的ストレスも減らすことができます。

 

 

◯ベッドの高さ

患者様が立ち上がりやすい高さに設定します(自立して行なえる最低限の角度はリハビリの人が評価しているはずですので聞いてみてください)。

自宅復帰する際は自宅のベッドの高さを目安にします。

立ち上がりに介助が必要な方の場合は、「ベッドの端に座ったときに、膝が軽く伸びるくらいで、足が地面についているくらいの高さ」を意識してみると良いです。

膝が深く曲がりすぎた状態では立ち上がりにくいことも併せて覚えておくと良いでしょう。

ただ、バランス能力の低下している方の場合は、転倒・転落リスクを含めて、あえてやや低めに設定している場合もあります。

また、ベッドの高さは身体介護時の看護師さんの腰への影響を考慮して、高めに設定されていることがありますので注意して下さい。

 

 

◯車椅子の設置位置

乗り移りする際に下肢でふんばりが効くようにするためには、健側下肢側に設置する必要があります。

しかし、日中車椅子で自立されている方の場合、すべて自分で車椅子を設置するので毎度上記の位置に設置することはできません(介助者がいれば、毎度健側下肢側に移動すればよい)。

 

では、どうするか。

健側の方へ起き上がるとして、ベッド柵をうまく利用して安全に移乗できるような配慮をします。

つまり、患者様がベッドに寝ている状態からみると、健側の頭側ではなく ”足元側” に車椅子が来るようにします。

この位置では、ベッド→車椅子間の移乗の際には、患側から戻ることになります。

そのため、日中の車椅子移乗を自立とする為には、健側・患側どちらからでも移乗できるような能力が必要です。

 

 

◯点滴棒の位置

基本は点滴針の留置してある側に置いてあります。

しかし、自力で移動できる方だと、ベッドから降りる方に置いてあることもあります。

その際は十分なルートの長さであるか確認しましょう。

 

 

◯テレビ台の位置

患者様にとって病室でのテレビ視聴は、息抜きの大切な時間となっています。

特にベッド上安静の方にとっては、唯一時間の経過を忘れられる時間となります。

そのため、無理な体勢でもテレビに見入ってしまう傾向にあります。

そうすれば、疲れが溜まっていったり、褥瘡ができたり、転落のリスクが増えたりしてしまいます。

見るときの姿勢が崩れすぎないよう、実際にテレビを見てもらい評価しましょう。

体交用の枕を用いて修正したり、患者様の正面に位置したり、テレビの角度を寝ている状態に合わせて変えたりなどの対策がとれます。

 

 

◯同室の方々との相性

意外と重要です。

四人部屋の中で一人でも気の合わない方がいると、全員が話さなくなったり、臥床傾向になったりと、日中の覚醒状態にも大きく影響していきます。

まずは直感で決めてみて、合う合わないをみてみる他ありませんね。

リハビリ中に同室者の不満や愚痴(もちろん良いことも!)を聞くことがあります。

情報交換をすることで修正していくことも重要です。

 

 

 

 

ちょっと長くなりましたが、今日はここまでです。

次回はこの続きです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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